抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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コールベッドメタン(CBM)とは石炭層中のメタンガスのことである。石炭の根源物質は植物で,地下で長期間にわたり圧力と温度の影響を受け,水分とガスを放出し炭素分が濃縮されていく。ガスとして初期は二酸化炭素を発生するが,その多くは大気に放出される。石炭化がやや進んだ時点で発生するメタンは,有機性炭素が形成する微小孔隙に吸着され,CBMとして包蔵される。CBMを扱う産業分野には大きく分けて二つの分野,石炭産業と天然ガス産業がある。日本におけるCBM開発は石狩炭田が最も有力である。単層に二酸化炭素を圧入し,CBMを追い出す試験が行われている。CBM資源量は日本の在来型天然ガス資源量にほぼ匹敵する量である。