抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高分子複合体におけるフィラー分散系について,分散機構と支配的因子についてまとめた。支配的因子は,せん断速度や温度など,装置条件に依存する力学的因子と,親和性や浸透など,材料の組合せに依存する界面化学的因子に大別される。しかし,ここでは力学的因子に焦点を絞って説明した。さらに,幾つかの研究例から,その支配因子の有用性や問題点を挙げた。フィラーの分散機構は大別してruptureとerosionがあり,高分散化の際は,erosionが支配的となる。混練機を用いたフィラー分散では,応力については,臨界erosion応力以上の負荷応力が必要であり,またその応力箇所の通過量も重要である。一方,エネルギーについては,臨界erosion応力以上の応力下において比エネルギーで分散性を評価できる。