抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1990年の後半から始まり2000年初期を経て,動的ケイパビリティ(DC)に関する研究が出現した。Teece,Pisano,およびShuen(1997年)は,その後出版された研究成果報告書を所持しているだけの間のみでも引用されるために有名であった。その後にEisenhardtとMartin(2000年)が続いた。次に,ZolloおよびWinter(2002年)などの研究者が,キーワードの「ケイパビリティ」に焦点を合わせてルーティンと組織学習を研究した。それらの3つの有力な論文は,DCから成る要素として次のコンセプトを引用した。それらは,1)環境変化のレベル,2)組織的プロセスまたはルーティン,3)リソース構成,4)マネージャーの役割(例えば,リソース投資に関する意志決定),そして5)学習メカニズムであった。後で,多くの研究者はリソースベースドビュー(RBV)を採用し,たとえ単に静的リソース状態の説明と,それらの変化の議論であっても,もし,キーワードの「変化」,「競争上の優位性」,または「ケイパビリティ」を含んでいるならば,包含DCとしてそれらの研究を報告した。非公式にDC理論としてR&D,買収,またはアライアンスに関する研究を分類することにより,それらは後に研究される。それらは,1)引き起こされたあいまいさと,何が「動的」かの意味に関する混同,および2)その概念がケイパビリティの安定した特徴を用いて説明できるかどうかに関する様々な解をもつDC理論の本質を失った見解,であった。(翻訳著者抄録)