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J-GLOBAL ID：201502220251253773   整理番号：15A1321978

空気メタン通気低減用に新規岩石ダストルーピングプロセスに対し可能性研究

A feasibility study on a novel stone dust looping process for abatement of ventilation air methane

著者 (4件)： SHAH Kalpit (Chemical Engineering Dep., The Univ. of Newcastle, Callaghan Campus, NSW 2308, AUS) ,  MOGHTADERI Behdad (Chemical Engineering Dep., The Univ. of Newcastle, Callaghan Campus, NSW 2308, AUS) ,  DOROODCHI Elham (Chemical Engineering Dep., The Univ. of Newcastle, Callaghan Campus, NSW 2308, AUS) ,  SANDFORD James (Glencore Coal Assets, Bulga Complex, Singleton, AUS)
資料名： Fuel Processing Technology  (Fuel Processing Technology)
巻： 140  ページ： 285-296  発行年： 2015年12月 
JST資料番号： A0298B  ISSN： 0378-3820  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本稿は,岩石ダストを使用する空気メタン通気除去に関する,新規岩石ダストルーピングプロセスの開発について記述する。この岩石ダストルーピングプロセスの背景にある研究原理は,非常にシンプルで,メタンの接触酸化,次いで炭酸化および仮焼反応に関する。今回の研究では,この岩石ダストルーピングプロセスの可能性を評価するため,ラボスケール流動層実験およびプロセスシミュレーションを行った。実験研究は,岩石ダストルーピングプロセスにおける空気メタン通気の酸化が,500~650°C間の温度にて成功裏に達成される,と断定した。実験結果から,メタンの酸化は,温度が高くなるにつれより進行する,一方,二酸化炭素捕獲効率は,温度上昇により減少傾向を示す,ことが分かった。更に,より高いメタン変換および最適(熱力学的)二酸化炭素捕獲効率は,より低い空気メタン通気流量およびより高い層インベントリに対し,観察された。空気メタン通気中のメタン濃度および岩石ダスト粒径は,メタン変換または二酸化炭素捕獲に対し,大きな影響を示さなかった。また,合成調製されるCuOおよびFe₂O₃触媒との比較を,VAM酸化に対してCaOと行った。その結果,CaOは,Fe₂O₃に匹敵するそしてCuOよりも優れている,ことが分かった。そのプロセスシミュレーションから,炭酸化装置における熱エネルギー発生は,メタンおよび二酸化炭素濃度がより高くなるにつれ,大きくなると結論された。しかしながら,より高いメタンおよび二酸化炭素濃度に対しては同時に,より大きなCaOフラックスが,その炭酸化装置に必要とされる,それ故,より大量の採掘跡ガスが,その仮焼反応に対し必要とされた。炭酸化装置におけるより高い熱エネルギー発生は,その通気流れが<0.2vol%のメタン濃度にて,その岩石ダストルーピングプロセスのオートサーミシティを改善することが期待される。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 風塵 ,  空気 ,  *接触酸化 ,  炭酸化 ,  か焼 ,  流動層 ,  プロセスシミュレーション ,  *循環 ,  *ガス回収 ,  アルカン ,  *二酸化炭素回収
準シソーラス用語： 鉱物ダスト ,  *カルシウムルーピング ,  *二酸化炭素捕捉

分類 (2件)： 反応操作(単位反応)  (XE01040I) ,  排ガス処理法  (SC04020W)

物質索引 (1件)： メタン

タイトルに関連する用語 (5件)： メタン ,  通気 ,  岩石 ,  可能性 ,  研究