抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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磁気スキルミオンは渦の形を持つ電子スピンの集合体である。渦の最も外側のスピンと渦の中心のスピンは反平行であり,その間のスピンは徐々に方向を変え,渦のように回転している。スキルミオン中のすべてのスピンが並べ替わると球面を一周覆い,トポロジカル数1を持つ安定な粒子として振る舞う。このトポロジカル性質により,ナノスケールスキルミオンは,情報担体として,次世代の高密度・低消費電力の磁気メモリ素子への応用が期待されている。しかし,スキルミオンのサイズが非常に小さい(200nm以下)ため,可視化しにくい。本稿では,ローレンツ電子顕微鏡(LTEM)法を用いて,磁気スキルミオンを生成し,そのダイナミックスをその場観察する技術を紹介する。(著者抄録)