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J-GLOBAL ID：201502220414953875   整理番号：15A1079539

脂質輸送蛋白質OsLTPL36はイネの種子発生や種子品質に対して必須である

A lipid transfer protein, OsLTPL36, is essential for seed development and seed quality in rice

著者 (6件)： WANG Xin (Coll. of Life Sci. and Technol., Huazhong Agricultural Univ., Wuhan 430070, CHN) ,  ZHOU Wei (Coll. of Life Sci. and Technol., Huazhong Agricultural Univ., Wuhan 430070, CHN) ,  LU Zhanhua (Coll. of Plant Sci. and Technol., Huazhong Agricultural Univ., Wuhan 430070, CHN) ,  OUYANG Yidan (Coll. of Life Sci. and Technol., Huazhong Agricultural Univ., Wuhan 430070, CHN) ,  O Chol Su (Life science Fac., Kim Il Sung Univ., Pyongyang 999093, Democratic People’s Republic of Korea) ,  YAO Jialing (Coll. of Life Sci. and Technol., Huazhong Agricultural Univ., Wuhan 430070, CHN)
資料名： Plant Science  (Plant Science)
巻： 239  ページ： 200-208  発行年： 2015年10月 
JST資料番号： C0945B  ISSN： 0168-9452  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アイルランド (IRL)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イネの品質および食品テクスチャーに対して貴重で,種子貯蔵物質の構造維持で決定的に重要なのが貯蔵脂質である。しかし,脂質輸送関連遺伝子やそれらの種子分化での機能の知見は今まで十分には明らかにされてこなかった。この検討では,脂質輸送蛋白質のホモログと思われるOsLTPL36蛋白質を特定し,成長途中のイネ実生での特異的発現を明らかにした。転写特性解析とin situハイブリダイゼーション解析により,分化途中の種皮と胚乳アリューロン細胞中ではOsLTPL36遺伝子だけが発現することを確認した。OsLTPL36遺伝子を下方調節発現させると,トランスジェニック植物での着種率と1000粒重が低下した。更なる検討により,OsLTPL36遺伝子の発現抑制が胚乳の白濁を起こし,結果的に野生型(WT)と比較してRNAi系統での脂肪酸含量を低下させる。組織学的解析により,OsLTPL36遺伝子の下方調節後には胚分化が遅れることを示した。更にOsLTPL36遺伝子のRNAi系統では発芽の遅れや成長不良実生も観察された。脂質輸送因子のOsLTPL36蛋白質はイネの種子品質だけではなく種子分化や発芽でも決定的に重要なことをデータが示していた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： イネ ,  *品質 ,  *タンパク質 ,  生体内蓄積 ,  脂肪酸 ,  発芽 ,  胚乳 ,  遺伝子発現 ,  転写【遺伝】 ,  分子ハイブリダイゼーション ,  種皮 ,  アリューロン層 ,  トランスジェニック植物 ,  収量構成要素 ,  重量 ,  RNA干渉 ,  野生型 ,  植物生理 ,  *種子
準シソーラス用語： RNAi ,  ハイブリダイゼーション法 ,  ホモログ ,  *脂質輸送蛋白質 ,  種子発生 ,  *種子品質 ,  千粒重

分類 (4件)： 稲作  (FC03020C) ,  生物学的機能  (EB03040U) ,  発生,成長,分化  (EH02030U) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (4件)： 脂質輸送蛋白質 ,  イネ ,  種子発生 ,  種子品質