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J-GLOBAL ID：201502220514660092   整理番号：15A0739914

宇宙開発への情報技術の貢献 04 宇宙ステーション補給機「こうのとり」-輸送機のための荷物配置問題-

著者 (1件)： 高玉圭樹 (電通大)
資料名： 情報処理  (IPSJ Magazine)
巻： 56  号： 7  ページ： 669-672  発行年： 2015年06月15日 
JST資料番号： G0427A  ISSN： 0447-8053  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (1)AI技術が宇宙業界を変える?:宇宙ステーション補給機「こうのとり」は,物資を国際宇宙ステーション(ISS)まで運ぶ宇宙船として,貢献している。また,物資を運んだ後は,不必要になった実験機器や衣類などを積み込み,大気圏に再突入して燃焼させるため,ISSのゴミ処理にも貢献している。物資を運ぶ際に,姿勢を崩さず,燃料消費削減可能な荷物の積み方の最適化技術を紹介する。(2)宇宙ステーション補給機:大きさは,直径4m,全長10m(バスの大きさ)である。物資の配置によっては,重心が大きくずれると,姿勢制御のため多くの燃料を消費する。安定的な飛行を行うため,物資の積み方の最適化問題がある。(3)カーゴレイアウトシステム;マルチエージェントシステムの概念を導入して,カーゴレイアウトシステムを構築した。(4)エージェント型カーゴレイアウトは何が売りか?(5)NASAやESAを超えるAI技術:日本が開発した技術は,NASAやESAが持っていない技術である。

シソーラス用語： *宇宙開発 ,  *情報技術 ,  宇宙ステーション ,  *軌道間輸送機 ,  *貨物 ,  *配置問題 ,  *マルチエージェントシステム ,  配置 ,  *姿勢制御 ,  *節約
準シソーラス用語： コウノトリ ,  *宇宙ステーション補給機 ,  *荷物 ,  *最適配置 ,  *燃料節減

分類 (2件)： エネルギー消費・省エネルギー  (LD01000B) ,  ロケット・ミサイルの運動・軌道  (QK02050L)

引用文献 (3件)：

• Takadama, K., Amatatsu, S., Nakasuka, S. and Shimohara, K.: Multiagent-based Layout System for a Pressurized Logistics Carrierin H-IIA Transfer Vehicle, The 7th International Symposium on Artificial Intelligence, Robotics and Automation in Space (i-SAIRAS'03) (2003).
• Bi-lateral NASA /NASDA Pressurized Cargolntegration TIM for HTV (2003).
• BussClino, L., Fasano, G. and Novelli, A. : A Cargo Accommodation Problem for a Space Vehicle : The CAST Project, Operations Research in Space and Air, Kluwer Academic Publishers, pp.13-26 (2003).

タイトルに関連する用語 (6件)： 宇宙 ,  開発 ,  宇宙ステーション補給機 ,  輸送機 ,  荷物 ,  配置問題