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J-GLOBAL ID:201502220532142660   整理番号:15A0978005

Aspergillus nigerのガラクツロン酸誘導遺伝子の調節における誘導および抑制機構の相互作用

The interaction of induction and repression mechanisms in the regulation of galacturonic acid-induced genes in Aspergillus niger
著者 (6件):
資料名:
巻: 82  ページ: 32-42  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: W0857A  ISSN: 1087-1845  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Aspergillus nigerは広範囲のペクチン分解遺伝子を発現する重要工業菌株である。ペクチン主成分ポリガラクツロン酸(PGA)は一部ガラクツロン酸(GA)で特異的に誘導されるエンドおよびエキソポリガラクツロナーゼの複合活性によりGAに分解される。PGA分解酵素発酵調節機構は完全解明されていない。文献の可用全ゲノム発現プロファイルより,GA特異的誘導エキソポリガラクツロナーゼ(pgaX,pgxB,pgxC),GA輸送体(gatA),GA代謝関連細胞内酵素(gaaB)遺伝子を選択した。これら遺伝子のプロモータ領域はGAREと命名した保存モチーフを含む。pgaX遺伝子プロモータ欠失と保存モチーフ部位特異的変異誘発により,保存要素がGA媒介誘導に必要であることを示した。5遺伝子のプロモーター領域をamdSレポータ遺伝子と融合し,プロモータ-レポータ株を構築した。amdS遺伝子発現はN源アセトアミドの利用能と定量的に相関し,従って遺伝子発現のin vivoレポータとして有効である。レポータ株の増殖分析によりpgaX,pgxB,pgxC,およびgatAのGAによる特異的誘導を明らかにした。in vivoプロモータ-レポータ株を炭素カタボライトレプレッション検査にも用いた。gaaBを除いて分析した全プロモータ-レポータ遺伝子はグルコース濃度依存的にグルコースで抑制された。グルコース抑制の強さはプロモータ間で異なった。レポータ株のcreA遺伝子欠失は大半のプロモータで炭素カタボライトレプレッションを無効とし,カタボライトレプレッションにおける重要性を示唆した。pgxCプロモータはcreAヌル背景でもグルコースで抑制され,別の抑制機構の役割を示唆する。低濃度GAは抑制解除条件下でもpgaX,pgxB,pgxC遺伝子発現誘導に必要であった。これら結果はGA特異的転写因子がGAまたはGA誘導体で活性化され,おそらくHAP複合体と共に保存モチーフに結合してGA特異的遺伝子発現を駆動するモデルとの一致を支持する。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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微生物酵素の生産  ,  遺伝子発現 

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