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J-GLOBAL ID:201502220552659635   整理番号:15A0904179

岡山県大飛島遺跡出土ガラス小壺の製作技法の再検討にむけての基礎研究-細部形態と検証実験の報告-

Basic Research for the Reconsideration of Techniques of Glass Pots Unearthed in Obi-shima Island, Okayama prefecture.-Report of Details of Glass Objects and Verification Experiment-
著者 (1件):
資料名:
号:ページ: 21-32  発行年: 2015年01月10日 
JST資料番号: L7846A  ISSN: 1883-0056  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本稿では,奈良時代から平安時代の祭祀遺跡とされる岡山県大飛島遺跡より出土した高鉛ガラス製小壼の製作技法の再検討にむけての基礎研究として,高鉛ガラスを用いた鋳造技術の検証実験について報告する。従来,本作は吹き技法による製作とされてきたが,口縁部に認められる嘴状の突出部が鋳造技法で製作された作例に類似することなどから,新たに鋳造技法で製作された可能性が想定された。ただし,薄手の本作を鋳造技法で成形し,かつ破損せずに鋳型から取り出すためには,高鉛ガラスの流動性と型離れが問題となる。そこで,同素材を用いた検証実験を行い,粘性の低い高鉛ガラスであれば1mm以下の薄さでも鋳造可能であること,また塗型材や鋳造時の温度を調整することによって,薄手のガラス器も鋳造技法で成形可能であることを明らかにした。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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化学工業一般  ,  ガラスの製造 
引用文献 (24件):
  • 大賀一郎ほか1957 「昭和28~30年正倉院御物材質調査 」(『書陵部紀要』第8号、東京:宮内庁書陵部)57-81頁
  • 小田幸子1968 「宮地嶽神社境内出土の緑色ガラス製骨壺 」(『月刊文化財』第53号、第一法規出版)17-21頁
  • 笠岡市教育委員会2012『大飛島の遺跡と砂洲』(岡山:笠岡市教育委員会)
  • 笠岡市史編さん委員会1983 「古代編 第三章 古代の交通 」(『笠岡市史』 第1巻、岡山:笠岡市) 349-377頁
  • 鎌木義昌・間壁忠彦1964『倉敷考古館研究小報1大飛島遺跡-古代の祭祀-』(岡山:倉敷考古館)
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