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J-GLOBAL ID：201502220576804199   整理番号：15A1303955

Yang-Mills理論の変形

Deformations of Yang-Mills theory

著者 (3件)： COFANO Marco (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR) ,  FU Chih-Hao (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR) ,  KRASNOV Kirill (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR)
資料名： Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology  (Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology)
巻： 92  号： 6,Pt.B  ページ： 065012.1-065012.29  発行年： 2015年09月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 1550-7998  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 今では,対称性と矛盾しないすべての項がラグランジアンに含まれていれば,そのような理論は繰り込み可能であると考えられている。さらに,多くの項は場の再定義によって取り除けるので,必ずしもすべての可能な項が含まれる必要がない。この論文では,Yang-Mills理論を母体とし,4次元におけるベキカウンティング繰り込み可能な新しいクラスの理論を導入し調べた。ラグランジアンは,場の強さの自己双対部分の任意関数からなるとした。得られた摂動理論は,2つの微分が1つの内線伝播関数に作用するとき常にδ関数を生じさせ,内線を点に収縮させるという性質を有していた。これは,各内線に高々1つの微分が残ることを意味し,紫外振る舞いを改善した。多くの目的に対して,このクラスの理論は通常のYang-Mills理論のように振る舞った。特に,それらすべてはYang-Mills理論MHV振幅を共有していた。ここで,MHV振幅は,正確に2つの正ヘリシティーグルーオンと任意数の負ヘリシティー粒子からなる振幅を表わし,最も簡単な零でない振幅である。さらに,これらの理論は,BCFW漸化式を用いたより少ない点の振幅から得られるより多い点の樹木レベル散乱振幅を用い,かつ各粒子数での新しい振幅を加えることで構築可能(一般的意味で)である。また,これらのゲージ理論振幅の2乗により,少なくとも,チェックした少ない粒子数に対して,一般相対論の散乱振幅を与えることができた。最初の新しい結合定数の1ループベータ関数を計算し,それが正になることを示した。これは,関係する繰り込み不可能相互作用が紫外領域において重要になることを示唆している。

シソーラス用語： *Yang-Mills理論 ,  *くりこみ ,  対称性 ,  自己双対性 ,  伝搬関数 ,  一般相対論 ,  くりこみ群関数
準シソーラス用語： β関数【くりこみ群】 ,  *自己双対 ,  伝播関数

分類 (2件)： ゲージ場理論  (BF01022B) ,  強い相互作用の模型  (BF02040W)

タイトルに関連する用語 (1件)： Yang-Mills理論