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J-GLOBAL ID:201502220581090969   整理番号:15A0670162

ショウジョウバエのRNA干渉を行う酵素複合体の形成過程を解明

Defining fundamental steps in the assembly of the Drosophila RNAi enzyme complex
著者 (6件):
資料名:
巻: 521  号: 7553  ページ: 533-536  発行年: 2015年05月28日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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低分子干渉RNA(siRNA)やマイクロRNA(miRNA)のような小さなRNAは,自身と相補的な標的メッセンジャーRNAの発現を抑制するが,この抑制は,Argonaute(Ago)ファミリーのタンパク質を核としたRNA誘導サイレンシング複合体(RISC)が形成されることによって行われる。ショウジョウバエ(Drosophila)のAgo2にsiRNA二本鎖が取り込まれるには,Dicer-2とR2D2からなるヘテロ二量体とHsc70/Hsp90シャペロン装置(Hsp90はHsp83とも呼ばれる)が必要だが,RISCの形成過程の詳細はよく分かっていない。今回我々は,Ago2,Dicer-2,R2D2,Hsc70,Hsp90,Hop,Droj2(Hsp40のホモログ),p23だけを用いて,RISC複合体を再構成した。そして,RISC分子1個の形成過程を観察することにより,Hsc70/Hsp90シャペロン装置がない場合には,Dicer-2-R2D2に結合したsiRNAはAgo2と一時的にしか結合しないことを見いだした。シャペロン装置は,Dicer-2-R2D2-siRNA複合体がAgo2に結合していられる時間を延長するが,それには,siRNAのガイド鎖の5′リン酸基が認識されることが必要である。シャペロン装置がAgo2を支えて適切な状態に保ち,そのおかげでAgo2が,Dicer-2-R2D2からsiRNA二本鎖を取り込んでRISCを形成できるようになると考えられる。Copyright Nature Publishing Group 2015
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