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J-GLOBAL ID:201502220637308971   整理番号:15A0829291

脊髄刺激は片側性の脊髄神経損傷ラットにおける抗侵害性下行性抑制系の脊髄上位中枢を変化させる

Spinal cord stimulation modulates supraspinal centers of the descending antinociceptive system in rats with unilateral spinal nerve injury
著者 (13件):
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巻: 11  号: June  ページ: 11:36 (WEB ONLY)  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: U7031A  ISSN: 1744-8069  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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抗侵害性下行性抑制系(DAS)は特にセロトニン作動性経路を通した脊髄刺激(SCS)の抗侵害作用において重要な役割を有すると考えられている。吻側延髄腹内側部における大縫線核(NRM)はDASに対するセロトニン[5-ヒドロキシトリプタミン(5-HT)]の主要な供給源であるが,腹側囲灰白質における背側縫線核(DRN)の役割は未だ不明である。さらに,ノルアドレナリン作動性経路の影響については殆ど不明である。本研究では,SCS誘導性の抗侵害性におけるセロトニン作動性およびノルアドレナリン作動性経路の関与を脊髄神経結紮(SNL)ラットの行動解析により評価した。また,DRNおよびDASのアドレナリン作動性中枢としてみなされている青斑核(LC)における免疫組織化学的変化および,脊髄後角における5-HT[トリプトファンヒドロキシラーゼ(TPH)]およびノルアドレナリン[ドーパミンβ-ヒドロキシラーゼ(DβH)]の生合成酵素の発現変化を評価した。5-HT 1および5-HT 2受容体拮抗薬であるメチセルジドおよびα2 受容体アンタゴ二ストであるイダゾキサンの硬膜下投与はSCSの抗侵害性効果を等しく無効にした。DRNにおける多数のTPH-陽性セロトニン作動性およびリン酸化サイクリックAMP応答配列結合蛋白質(pCREB)-陽性神経とpCREB-陽性セロトニン作動性神経の割合は3-hSCS後に著しく増加した。その上,SNLラットのLCにおいてpCREB陽性神経の数はSNLおよびSCSによる変化を受けなかったにも関わらず,DβHの同側性に対する反側性免疫応答比はLCで増加し,ナイーブラットにおいて確認されたレベルに到達した。さらに,3-hSCSは脊髄後角におけるTPHおよびDβHの発現レベルを増加させなかった。以上より,DASのセロトニン作動性およびノルアドレナリン作動性経路はSCSの抗侵害性効果に関与しているが,DRNの活性化はこの効果に対する応答性に責任を有し,LCも同様に貢献する可能性が示された。また,SCSは神経病の脊髄における5HTおよびノルアドレナリンの合成酵素を促進しなかった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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神経系一般  ,  神経の基礎医学 
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