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J-GLOBAL ID：201502220680348685   整理番号：15A1089970

スターリングエンジンの特徴

著者 (1件)： 原村嘉彦 (神奈川大 工)
資料名： 工業加熱  (Industrial Heating)
巻： 52  号： 5  ページ： 1-7  発行年： 2015年09月01日 
JST資料番号： S0272A  ISSN： 0454-1499  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スターリングエンジンは,空気などのガスを作動流体とする外燃機関であって熱源を選ばず,振動騒音も軽微,NOxなど発生も少なく環境性能が高いなどの特徴を持つ。また2014年11月の電気事業法の改正により,今後スターリングエンジンの利用が広まることが予想される。そこで本稿では,スターリングエンジンのより良い理解を目的に,その特徴を紹介した。まず,熱力学的な動作原理,構造による分類,駆動機構について概説した。等温圧縮,定積加熱,等温膨張,定積冷却の基本過程から成り,熱伝達を十分高くすることで高い効率が得られるためヘリウムを作動ガスとして用いることが多い。また摺動抵抗を減らす様々な駆動機構が提案されている。次に,熱源について概説し,その上で現状の開発事例を紹介した。スターリング・サイクルは,太陽熱の利用においては理想的であるが,燃焼による加熱ではやや問題がある。最後に,本エンジンのエネルギー効率の試算を紹介した。

シソーラス用語： *Stirling機関 ,  *外燃機関 ,  ヒートポンプ ,  熱機関 ,  ヘリウム ,  熱力学サイクル ,  駆動機構 ,  熱源 ,  太陽熱利用 ,  熱効率 ,  エネルギー効率 ,  エネルギーシステム ,  発電設備 ,  環境保全 ,  騒音抑制
準シソーラス用語： Stirlingエンジン ,  コジェネレーションシステム ,  ヘリウムガス ,  作動流体 ,  動作原理 ,  燃料利用

分類 (1件)： その他の熱機関  (PB03000N)

引用文献 (18件)：

• アイシン精機:特開平05-256194,公開特許(1993).
• 平田宏一,川田正國,横川嘉徳,山下巌:第8回スターリングサイクルシンポジウム講論集,P.63~64,(2004).
• Cleanergy AB: Engine as Cleanergy GasBox (2015)
• http://www.cse.iitk.ac.in/users/amit/courses/371/abhishe/18pat.gif/ (2015年5月27日閲覧)
• http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/isec/jp/edu/ssuzuki/0708html/segaiyou.html (2015年5月27日閲覧)

タイトルに関連する用語 (1件)： スターリングエンジン