抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地方をめぐる昨今の議論と農村計画学研究のあり方を考えた。先ず,日本創成会議の提言(増田レポート)の公表をめぐる背景とその批判,田園回帰論を概観した。次に,今後の農村計画研究のトピックスについて考えた。1)「農村・集落の持続性の論理」の解明と検証,2)「農村移住」「田園回帰」の実態と論理を政策・計画論の視点から検討,3)非定住者による「拡大コミュニティ」の形成,4)地域力向上の論理,5)農山漁村の「なりわい」の再構築,6)二層の地方自治組織の機能分担と市町村や中間支援組織との関係の整理,7)地域活性化の推進主体としての小規模基礎自治体の意義。課題解決学としての農村計画研究に当たって留意すべきは,萌芽的事実への目配りと丹念な事実の積み上げによる一般論の構築である。