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J-GLOBAL ID：201502220732548695   整理番号：15A0265671

高い能力を有するボロン酸官能化磁性ナノ粒子の簡便調製法および血漿からのシス-ジオール-含有化合物濃縮への利用

Facile preparation of boronic acid-functionalized magnetic nanoparticles with a high capacity and their use in the enrichment of cis-diol-containing compounds from plasma

著者 (5件)： DU Jin (Key Lab. of Synthetic and Natural Functional Molecular Chemistry of Ministry of Education, Coll. of Chemistry and ...) ,  HE Maofang ,  WANG Xiaomeng ,  FAN Hua ,  WEI Yinmao
資料名： Biomedical Chromatography  (Biomedical Chromatography)
巻： 29  号： 2  ページ： 312-320  発行年： 2015年02月 
JST資料番号： E0166C  ISSN： 0269-3879  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ボロン酸親和性吸着体を利用する方法,シス-ジオール-含有化合物の特異抽出に大きな可能性を秘めた,最近登場した新規分離法である。本研究では,高い能力を持つボロン酸官能化Fe₃O₄磁性ナノ粒子(Fe₃O₄@FPBA MNPs)を簡便に調製する新たなストラテジーについて説明した。測定されたFe₃O₄@FPBA MNPsの抽出能力は,カテコールについては66.0±2.7μmol/g,ドーパミンについては80.6±2.0μmol/gであり,これまでに報告された方法に比べてより高かった。Fe₃O₄@FPBA MNPsを,添加ウサギ血漿からの4種類のシス-ジオール薬:カフェイン酸イソプロピルエステル,カフェイン酸ボロニルエステル,イソプロピル3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシプロパノアート,および3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシプロピオン酸の抽出に使用したところ,4種類の薬物の回収率は87.29~104.37%であり,相対標準偏差の範囲は1.34~8.82%であった。最適条件下での固相抽出とHPLC-UVとを組み合わせた血漿中の4種類の薬物の分析は,生体液内因性成分の干渉を排除し,十分な精度および正確度を示した。これらの結果は,調製したFe₃O₄@FPBA MNPsが生体サンプルから微量のシス-ジオール物質を濃縮および測定するのに十分な性能を有していることを示した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ナノ粒子 ,  高速液体クロマトグラフィー ,  紫外検出器 ,  固相抽出 ,  血漿 ,  ウサギ ,  回収率 ,  抽出 ,  検証 ,  定量分析
準シソーラス用語： *磁性ナノ粒子 ,  HPLC-UV ,  分析法バリデーション

分類 (1件)： 有機物質のクロマトグラフィー,電気泳動分析一般  (CC04031I)

タイトルに関連する用語 (9件)： 能力 ,  ボロン酸 ,  官能化 ,  磁性ナノ粒子 ,  簡便 ,  調製法 ,  血漿 ,  ジオール ,  濃縮