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J-GLOBAL ID:201502220743866487   整理番号:15A0922539

全身性の間葉系幹細胞の投与は,骨折修復の骨形成を増強するが負荷誘発性骨形成を促進しない

SYSTEMIC MESENCHYMAL STEM CELL ADMINISTRATION ENHANCES BONE FORMATION IN FRACTURE REPAIR BUT NOT LOAD-INDUCED BONE FORMATION
著者 (7件):
資料名:
巻: 29  ページ: 22-34 (WEB ONLY)  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: U7026A  ISSN: 1473-2262  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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間葉系幹細胞(MSC)は,それらが不良な治癒を起こしている部位へ局所的に移植された場合に,骨再生を支援することが示される。全身性MSC移植の利点は,現在あまり明らかでない。全身性に適用されたMSCは,損傷部位に動員されるというコンセンサスはあるが,それらが実際に骨形成を支援するかどうかは議論がある。さらに,MSCは損傷した場合に循環するだけか,あるいはそれらが機械的に骨形成の誘導に関与するかどうかには疑問がある。こうした疑問に答えるために,著者らは,緑色蛍光蛋白質(GFP)標識MSCを,大腿骨骨切り術または骨形成を誘導するための非侵襲性機械的尺骨負荷のいずれかを受けたC57BL/6Jマウスへ注入した。著者らは,早期(10日目)または後期(21日目)での骨折仮骨でGFP標識MSCを免疫組織化学的手法により検出した。幹細胞を動員するための主要なケモカインである間質細胞由来因子1(SDF-1,CXCL-12)が骨切り術部位の近傍の全ての細胞で強く発現され,これはSDF-1が損傷部位への細胞移動に介在する可能性を示す。著者らは,グループ間でのSDF-1発現における差異を認めなかった。マイクロコンピュータ断層撮影(μCT)は,未処置対照群との比較したMSC処置マウスの仮骨において有意に多い骨を明らかにした。仮骨の曲げ剛性は,MSC適用後に有意には変化はしなかった。対照的に,著者らは,非侵襲性機械的負荷後の尺骨におけるGFP標識MSCを検出することができなかった。組織形態計測とμCTは骨形成での有意な負荷誘発性の増加を明らかにしたが,MSC投与後でのそれ以上の増加は認められなかった。まとめると,著者らの結果は,全身性に投与されたMSCが動員されること,および損傷の場合においてのみ骨形成を支持し,機械的に誘導された骨形成を支持しない。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
運動器系の基礎医学  ,  骨格系  ,  細胞生理一般 

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