抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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三菱電機(当社)では1012年よりタイ拠点工場に講師を派遣して8つの出前講座を実施した。本論文では,2013年10月に実施した品質・信頼性講座について報告した。10月30日から11月1日の3日間,タイの当社グループのアジア代表機構を主催者として,バンコク郊外の工業団地にある拠点工場の1つを会場にして実施した。会場サイズの都合で受講者数は応募者から9社84名に絞り込んだ。カリキュラムは品質管理基礎,信頼性基礎および信頼性予測評価法の3つで,当社から派遣した日本人講師2名が講義した。テキストは英語で作成し,講義は英語のフリップを投影しながら日本語で行い,タイ人通訳者が日本語からタイ語に逐次通訳する形で行った。理解度テストはタイ語に翻訳し全10問で100点満点とし,50点未満が14%おり,国内に比べ得点のばらつきが大きかった。主催者の当社グループのアジア代表機構からはテキストなど教材のローカル言語化の強い要望があり,改善のためのアクションを取りたい。タイ以外の東南アジア,中国などの拠点工場に対象エリアの拡大と同時にe-learningを活用により対象スタッフ層を広げ,教育機会の拡大が今後の課題である。