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J-GLOBAL ID:201502220765767261   整理番号:15A1140785

PCR-DGGEおよびリアルタイムPCR分析を用いる中国のモンゴルヒツジの消化管におけるセルロース分解細菌コミュニティの特徴付け

Characterization of the cellulolytic bacteria communities along the gastrointestinal tract of Chinese Mongolian sheep by using PCR-DGGE and real-time PCR analysis
著者 (19件):
資料名:
巻: 31  号:ページ: 1103-1113  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: T0482A  ISSN: 0959-3993  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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均衡のとれた消化器微生物の生態系は,動物の健康および成長に重要である。反芻動物の胃腸管(GIT)において,セルロース分解細菌は栄養分の消化および吸収を手伝う。反芻動物におけるルーメン内容物および糞便は,消化器微生物のコミュニティを評価するのにしばしば用いられる。しかし,これらの部位は,全GITで見られる微生物の多様性を表しているという確証はない。本研究で著者らは,PCR-DGGE(DGGE)およびリアルタイムPCR分析を用い,5匹の中国のモンゴルヒツジのGITにおける微生物相を調査した。その結果,微生物相は小腸より,胃および大腸で豊富であることが示された。DGGEおよびリアルタイムPCRから,GITにおけるファーミキューテスおよびBacteroidetesの優占性が明らかとなった。一方,Ruminococcus flavefaciensおよびClostridium cluster IVは,GITにおけるその豊度の,顕著な差を示した(P<0.05)。Fibrobacter succinogenesは最も優勢な種で,続いてRuminococcus albusとR.flavefaciensであった。回腸は大量のセルロース分解細菌を持ち,特にClostridium cluster IVは以前に報告されていたよりも多かった。さらに,ルーメンおよび直腸における微生物相の間の比較から,全細菌,ファーミキューテス,Bacteroidetes,F.succinogenes,Butyrivibrio fibrisolvens,Clostridium cluster IVおよびClostridium cluster XIVaの数が類似していることが示された。一方,R.albusおよびR.flavefaciensの数は,ルーメンにおいて高かった。本研究は,中国のモンゴルヒツジにおけるGIT微生物コミュニティの構成,および定量化を研究し,これらのヒツジにおける,セルロース分解性細菌に関し,初めて明らかにした。Copyright 2015 Springer Science+Business Media Dordrecht Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物の生態  ,  消化系一般 

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