抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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人間快適工学,感覚・知覚・認知,感性情報と官能検査について説明したのち,製品の「材質感」の数値化について説明した。まず,人間快適工学とは,ヒトが種々の製品を快適に,楽に使うことができるように,消費者が製品の快適性である心地を評価した心理量,製品の消費性能,製品を使用している時のヒトの生理的機能量を相互に関連付け,快適な製品を設計する工学であることを説明した。次いで,感覚・知覚・認知とは,感性情報と官能検査について(感性情報とは,官能検査について)を説明した。次いで,製品の「材質感」の数値化に関し,「材質感」の官能検査方法,触運動方法が材質感評価に及ぼす影響,「材質感」評価形容語と能動的触運動量との関係,「材質感」評価形容語と試料の物理特性との相関関係について説明した。本稿では,触知覚にのみによる材質感の評価構造について述べたが,触知覚による材質感と視覚による評価構造には違いが存在し,今後研究を行っていきたいと述べた。