抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿は,アジア諸国における「まちづくり型都市計画」の胎動について報告した。先ず,「まちづくり型都市計画」に関し,開発援助機関の都市開発分野における開発援助方針等について報告した。次に,インドネシアの動向:スハルト政権の崩壊から「まちづくり型都市計画」へ,に関し,スハルト政権の崩壊と民主化,地方分権化,参加型開発の主流化(「開発計画会議」を中心として),開発援助を通じた参加型開発の実践(開発銀行を中心として)について報告した。最後に,「まちづくり型都市計画」の胎動に関し,インドネシアでは,開発計画会議に加え,KIPやIUIDP等の関連する様々な実践が重ねられ,「まちづくり型都市計画」はまさに胎動しつつあること,インドネシアの現状は,民主化・地方分権化を経て形を変えただけの「ガバナンス型都市計画」であったのか,それとも,ダイナミックに実践を重ねる「まちづくり型都市計画」へと転換したのか,その真価がまさに問われる時であること等を報告した。