文献

J-GLOBAL ID：201502220853576395   整理番号：15A1004640

メソ多孔性単結晶HBEAへカプセル化したNiナノ粒子 ディーゼル油への排油水素化脱酸素に向けた応用

Ni nanoparticles encapsulated into mesoporous single-crystalline HBEA: application for drainage oil hydrodeoxygenation to diesel

著者 (4件)： MA Bing (Shanghai Key Lab. of Green Chemistry and Chemical Processes, School of Chemistry and Molecular Engineering, East ...) ,  HU Jiangbo ,  WANG Yimeng ,  ZHAO Chen
資料名： Green Chemistry  (Green Chemistry)
巻： 17  号： 9  ページ： 4610-4617  発行年： 2015年09月30日 
JST資料番号： W2066A  ISSN： 1463-9262  CODEN： GRCHFJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高分散性で高金属含量の担持金属触媒構成能力はかなり重要である。この目標を実現するために克服すべき2つの大きな問題(特に容易に減ったり凝集したりし難い遷移金属に向け),動作条件下で高表面積と豊富なメソ孔を持つ担持材料の安定性問題と,苛酷な処理での金属ナノ粒子の凝集問題がある。ここでは,これらの問題を克服するため,新しい有望な戦略(単結晶HBEAの均一に相互結合したメソ孔内へNiクラスタ(d=5.6nm)をカプセル化し,安定キャリア上への高分散性Niナノ粒子(含量40wt%,分散3.5%)を実現する)を提案した。超薄断面透過型電子顕微鏡とN₂吸着測定により,Niナノ粒子と担体の相対的位置構造を直接,明らかにし,H₂温度プログラム還元と吸着COのIR分光法の間接的証拠と共に示した。金属や担体のこのような有利な構造と比べ,Niナノ粒子は市販HBEAキャリアの限られた外面やメソ孔内により一般的に堆積する。加えて,新規な触媒は大きな分子に対し優れた吸着性能を示す。予想通り,触媒は,ステアリン酸変換で,著しく高い初期速度132mmol・g^-1・h^-1(38g・g^-1・h^-1と等価)と高選択的オクタデカン生成(96%収率)を導いた。結果的に,新たに開発したNi/HBEAによる排油水素化脱酸素の4回の再利用運用で,高活性と安定な耐久性が実現された。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *廃油 ,  *水素化 ,  *脱酸素 ,  *ディーゼル燃料 ,  *担持触媒 ,  遷移金属触媒 ,  *触媒担体 ,  *ゼオライト ,  カプセル封じ ,  *ニッケル触媒 ,  ナノ粒子 ,  単結晶 ,  細孔 ,  金属クラスタ ,  ニッケル ,  分散度 ,  透過型電子顕微鏡 ,  吸着 ,  窒素 ,  TPR【触媒】 ,  赤外分光法 ,  変換 ,  選択性 ,  再利用 ,  触媒活性 ,  耐久性 ,  脂肪酸
準シソーラス用語： *ディーゼル油 ,  メソ孔 ,  分散性 ,  温度プログラム還元

分類 (3件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  変性プロセス  (YF02040T) ,  その他の触媒  (CB06123Z)

物質索引 (2件)： ステアリン酸 ,  オクタデカン

タイトルに関連する用語 (8件)： メソ多孔性 ,  単結晶 ,  カプセル ,  Ni ,  ナノ粒子 ,  ディーゼル油 ,  水素化脱酸素 ,  応用