抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大阪都市圏近郊の分譲地について茨木市(山手台)を事例に,既存住宅の価格形成とその変化を論じた。調査は,インタビューと現地での目視による観察を行い,市場概況の把握を試みたほか,近畿レインズに登録されている成約・売出物件データにより,価格形成分析を行った。変数減少法を用いた回帰分析の結果,過去に人気の高かった分譲地であり,景観もコントロールされた優良な分譲地やメーカー住宅地であっても,駅から遠いなど立地的に優位でない分譲地は,資産としては評価されてない現状が明らかになった。他方で,既存住宅の取引量が増加し,活性化の傾向が見られる中で,駅周辺や駅から徒歩圏内の物件に人気が集中している。大阪の衛星都市である茨木市においても,人口の中心市街地への回帰現象が進行している。