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J-GLOBAL ID:201502220978107958   整理番号:15A1057919

アルカリ金属塩の水溶液中の超分子凝集体の異常膨張で調査された対イオン特異性

Counter-ion specificity explored in abnormal expansion of supra-molecular aggregates in aqueous solution of alkaline metal salts
著者 (6件):
資料名:
巻: 143  号: 11  ページ: 114901-114901-7  発行年: 2015年09月21日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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特異性と異常な性質のそれぞれを示す巨大イオンの水溶液におけるイオン効果に関して,最近多くの注目を集めている。しかしながら,異常な現象における特異的なイオン効果の複雑性は不明なままである。本研究では,巨大イオンの原型として,表面上に帯電したカルボキシレート基をもつ超分子ナノ小線維の凝集に対する一価イオンの影響を,アルカリ金属塩化物の水溶液中での小角X線散乱(SAXS)によって調べた。通常の塩の遮蔽効果とは逆に,一定の塩濃度の範囲で,帯電した小線維のカラム状の束が膨張することが見出された。膨張の程度はカチオンによって支配され,K+およびCs+からの穏やかな変化に比べて,Na+は劇的な効果を誘起する。SAXSで観測される特異的なカチオン効果は,溶液のpH挙動,表面電荷の指示薬,あるいは超分子小線維に沿うカルボキシレート基の数に関係している。カルボキシレートに強い親和性をもつNa+は表面電荷を見かけ上減少させるが,K+およびCs+はカルボキシラートと弱く相互作用し小さな変化しか誘起せず,これがSAXSで観測される小線維のカチオンに敏感な凝集を説明すると仮定した。塩水中の帯電超分子ナノ小線維の束性の凝集をプローブすることにより,一価の塩で引き起こされる異常な膨張における特定の対イオンに関する直接的な証拠を与えた。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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電解質水溶液 

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