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J-GLOBAL ID：201502220978172555   整理番号：15A0873587

水素ガス量測定値への前処理方法の影響調査

著者 (1件)： 清水ゆかり (UACJ)
資料名： 軽金属学会研究部会報告書
号： 60  ページ： 15-33  発行年： 2015年03月31日 
JST資料番号： J0578A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 各分析機関によるアルミニウム合金中の水素量ラウンドロビンテストの結果,前処理を統一することで機関間の測定値の差を抑えられることが明らかになったが,同一前処理であっても装置によって前処理の影響のしやすさや最適な前処理に違いがあると考えられた。そこで本研究では,いずれの装置でもばらつきにくく,かつ機関間の差が生じにくい様な前処理法を明らかにする目的で,種々の測定法で前処理の影響を調査した。得られた知見を以下に示す。1)1,000系では旋盤加工もしくは旋盤加工後の苛性ソーダ溶液でエッチング,5000系合金では旋盤加工が機関内,機関間のばらつき低減に有効であった。ただし,旋盤加工できない試料のヤスリがけなどの処理が必要になる場合もあるため,加工方法が測定値に与える影響を把握しておくことが必要である。2)測定値には表面由来水素の分離方法そのものが影響するため,前処理方法の影響の受けやすさは測定装置によって異なることが明らかになった。

シソーラス用語： *アルミニウム ,  *アルミニウム合金 ,  *水素 ,  共同比較試験 ,  *前処理 ,  質量分析 ,  測定データ ,  表面仕上 ,  *定量分析 ,  旋削 ,  やすり ,  水酸化ナトリウム ,  ウェットエッチング ,  測定精度 ,  浸漬
準シソーラス用語： ばらつき低減 ,  ラウンドロビンテスト ,  寸法測定精度

分類 (2件)： その他の金属組織学  (WB01040Y) ,  非鉄金属材料  (WE03000D)

タイトルに関連する用語 (4件)： 水素ガス ,  測定値 ,  処理方法 ,  調査