文献

J-GLOBAL ID：201502221009160015   整理番号：15A1093035

超分子化学におけるハロゲン結合

Halogen Bonding in Supramolecular Chemistry

著者 (6件)： GILDAY Lydia C. (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  ROBINSON Sean W. (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  BARENDT Timothy A. (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  LANGTON Matthew J. (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  MULLANEY Benjamin R. (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  BEER Paul D. (Univ. Oxford, Oxford, GBR)
資料名： Chemical Reviews  (Chemical Reviews)
巻： 115  号： 15  ページ： 7118-7195  発行年： 2015年08月12日 
JST資料番号： B0256A  ISSN： 0009-2665  CODEN： CHREAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本論文はハロゲン結合(XB)研究における最近の進歩,とくに超分子化学への応用,に関する包括的レビューである。最初に,XBの性質,XBの量子化学,気相中でのXB相互作用について要約した。次に,固体中におけるXB結合について要約した後,1)固体系におけるXBの階層性,2)固体超分子構造の制御(多形,化学量論性,互変異性制御,金属を含むXBと金属結合XB,アニオンとのXB),3)固体構造,4)応用と機能性物質(分析化学への応用など)の各観点から論じた。次に,生物系におけるXBを,1)アミノ酸に対するハロゲン結合,2)生物学的XB結合の測定法,3)計算によるアプローチ,4)医化学におけるXB,5)XBドナーによって媒介された膜透過アニオン輸送,に分けて論じた。最後に,溶液中におけるXBを,1)溶液中における中性XBの熱力学,2)ハロゲン結合をテンプレートとする自己組織化,3)アニオンの分子認識と検知,4)反応性と触媒,に分けて論じた。

シソーラス用語： *超分子 ,  *化学結合 ,  *量子化学 ,  多形 ,  互変異性 ,  アミノ酸 ,  膜透過 ,  *自己組織化 ,  熱力学 ,  分子認識 ,  触媒
準シソーラス用語： *ハロゲン結合

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (2件)： 超分子化学 ,  ハロゲン結合