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J-GLOBAL ID:201502221018430210   整理番号:15A0266972

ニレ(Ulmus pumila L.)種子の熟成における活性酸素種-誘発型ミトコンドリア-依存性細胞死

Reactive oxygen species-provoked mitochondria-dependent cell death during ageing of elm (Ulmus pumila L.) seeds
著者 (5件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 438-452  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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以前の研究から,管理された老化処理(CDT)はニレ(Ulmus pumila L.)種子におけるプログラム細胞死を引き起こす。これは,動物におけるアポトーシスに匹敵する,ある種の基本的過程である。本研究では,CDTにおけるニレ種子のミトコンドリア生理学の重要な特徴を,超微細構造分析,全身光学イメージング,ウェスタンブロッティングおよび半-定量的RT-PCRにより同定した。ミトコンドリア形態の変化は,CDTにおける初期現象であり,これは進行性ダイナミックミトコンドリア変化,およびミトコンドリア外部膜の断裂により示された。ミトコンドリアトランスメンブレンポテンシャル(Δψm)の欠損が起き,ミトコンドリアATPレベルは減少した。ミトコンドリア膜透過性遷移孔阻害剤シクロスポリンAは,老化の間,これらの変化を効果的に抑制した。活性酸素種(ROS)の産物のin situでの局在,および電位-依存性陰イオン選択性チャネルの発現評価,およびサイクロフィリンDから,ミトコンドリア膜透過性遷移孔の構成成分のレベルがROS産生とポジティブに相関しており,これが細胞レドックスポテンシャルの平衡異常,最終的にプログラム細胞死に至ることがわかった。アスコルビン酸とのプレインキュベーションは,ミトコンドリアΔψmの欠損を緩慢にし,種子生存率におけるCDTの影響を減少した。しかし,成熟の初期段階におけるミトコンドリアでの,多発性抗酸化因子またはシャペロンの顕著な変化は見られなかった。著者らの結果から,CDTはROS産生の増加を介したミトコンドリアにおけるダイナミックな変化を誘導し,最終的に種子生存の不可逆性欠損を引き起こした。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物生理学一般  ,  細胞生理一般 

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