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J-GLOBAL ID:201502221018674382   整理番号:15A0833912

込み合った環境における高分子のイオン特異性

Ion specificity of macromolecules in crowded environments
著者 (3件):
資料名:
巻: 11  号: 29  ページ: 5940-5946  発行年: 2015年08月07日 
JST資料番号: W2327A  ISSN: 1744-683X  CODEN: SMOABF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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高分子の込み合いは,生体高分子の溶解度と安定性に対し大きな影響を及ぼす。本研究では,熱感受性ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAM)を,デキストランとポリエチレングリコール(PEG)で込み合った環境における,高分子溶解度に対する特異的イオン効果を調べるためのモデル系として用いた。著者等の研究は,込み合った高分子は,アニオン,ないし,PNIPAM鎖の何れかと相互作用することを示した。カオトロピックアニオンであるSCN-は,デキストランと相互作用するが,PEGとは相互作用しなかった。Cl-とCH3COO-のいずれも,デキストランとPEGと相互作用しなかった。一方,デキストランは,水素結合供与体としてPNIPAMと相互作用し,PEGは,水素結合受容体としてPNIPAMと相互作用しなかった。PNIPAMに対するSCN-の塩溶効果は,デキストランが込み合った環境で弱まるが,はっきりとしたアニオン混雑分子の相互作用により,PEGが込み合った環境で強まった。同時に,PNIPAMに対するCl-とCH3COO-も塩析効果が発生は,デキストランの込み合いにより弱まったが,高分子込み合い相互作用により,PEGの込み合いを強めた。著者等の研究は,高分子のイオン特異性が,希薄溶液から込み合った環境への変化で,大きく変化することを明らかにした。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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