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J-GLOBAL ID:201502221054224415   整理番号:15A0811153

MODISデータを用いたリモートセンシングにより検出されたLeeuwin海流の時空間変動

Remotely sensed spatial and temporal variability of the Leeuwin Current using MODIS data
著者 (2件):
資料名:
巻: 166  ページ: 214-232  発行年: 2015年09月01日 
JST資料番号: C0252B  ISSN: 0034-4257  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,MODIS衛星データを用いて,Leeuwin海流の海面水温(SST)シグネチャについて,空間的構造をマッピングし,2002年7月~2012年12月における,Leeuwin海流の時空間変動を調べた。地形的位置指数(TPI)法を用いて,MODIS SST画像より,Leeuwin海流のSSTシグネチャをマッピングした。半自動的分類法によって,Leeuwin海流の温暖なSSTの海水によって占められる領域を特定し,分離したLeeuwin海流の特徴を,手動で処理した。TPIマッピングは,SSTデータから,流れに沿って分布する蛇行,支流および渦といった,Leeuwin海流の複雑な空間的構造を捉えることができた。渦解像データ同化型数理海洋モデルを用いて,Leeuwin海流のSSTシグネチャを,表層海流速度シグネチャと関連付けることができた。しかし,総じて,速度シグネチャは,約25~30kmの沖合側のSSTシグネチャ上に存在していた。時間的ウェーブレット解析を実施した結果,Leeuwin海流のSSTシグネチャの変動性は,季節サイクルによって支配されていることが示唆された。南方の冬季の間,海流の温暖なSSTシグネチャは,大陸棚外縁に近く,非常に大きな空間範囲と,高いクロロフィルa濃度がみられた。逆に,南方の夏季の間は,海流のSSTシグネチャは,沖に向かって移動しており,空間範囲とクロロフィルa濃度は減少した。また,Leeuwin海流は,顕著な経年変化を示し,太平洋のENSOの変動に対応していた。エルニーニョの年では,海流のSSTシグネチャは,空間範囲が減少し,より沿岸の方へ移動すると共に,クロロフィルa濃度は上昇した。ラニーニャの都市では逆の現象が発生し,特に,2010~2011年に起きた,先例のないラニーニャ/ニンガルーニーニョの後では,Leeuwin海流のSSTシグネチャ内の,海面クロロフィルa濃度は,大きく減少した。本研究で開発したマッピング手法は,気候によって駆動する,他の海洋境界流システムを検知するのに,大いに役に立つと考えられた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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リモートセンシング一般  ,  海洋の構造・力学・循環 
タイトルに関連する用語 (4件):
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