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J-GLOBAL ID:201502221091338218   整理番号:15A1372529

カスプトラップを用いた反水素研究

Experimental Investigation of Antihydrogen using a Cusp Trap
著者 (2件):
資料名:
号:ページ: 49-59  発行年: 2015年02月01日 
JST資料番号: F1636A  ISSN: 2188-0107  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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反水素原子は反陽子と陽電子から構成された「反原子」であり,水素原子と対をなす。現在,この反水素原子の高精度分析によるCPT対称性の検証や,反水素原子を用いて地球の重力場中の反物質の挙動を調べる実験が進んでいる。筆者らASACUSA実験グループでは,反水素ビームを生成し,基底状態超微細構造周波数を測定することで,CPTの高精度測定を目指しており,本稿では筆者らの反水素実験について述べた。まず,超微細構造分光の実験原理とカスプトラップによる反水素原子ビームの性質について述べた。次に,反水素合成実験のための超低速反陽子ビームの生成,陽電子蓄積装置,及び反水素原子の合成法を紹介した。最後に,反水素ビーム検出器と検出の結果を示した。
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分類 (2件):
分類
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エキゾチック原子・分子  ,  場の理論一般 
引用文献 (45件):
  • J. R. Sapirstein, D. R. Yennie: Quantum Electrodynamics, edited by T. Kinoshita (World Scientific, Singapore, 1990) pp.560-672.
  • C. G. Parthey et al.: Phys. Rev. Lett. 107 (2011) 203001.
  • G. Lüders: Ann. Phys. 2 (1957) 1.
  • W. Pauli: Niels Bohr and the Development of Physics (McGraw-Hill, New York, 1955) p.30.
  • R. Jost: Hely. Phys. Acta 39 (1957) 409.
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