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J-GLOBAL ID：201502221104124948   整理番号：15A1204760

革新的分散・凝集技術の実用化 シェル形成による機能性ナノ粒子の分散安定化および保護化

著者 (1件)： 小林芳男 (茨城大 工)
資料名： ケミカルエンジニヤリング  (Chemical Engineering (Tokyo))
巻： 60  号： 11  ページ： 820-826  発行年： 2015年11月01日 
JST資料番号： F0134A  ISSN： 0387-1037  CODEN： CMNGA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ナノ粒子はその表面エネルギーが大きいため,分散媒中で分解や変性,あるいは凝集する傾向があり,ナノ粒子特有の性質が失われる可能性がある。これらを防ぐあるいは抑える方法の一つとして,対象とするナノ粒子を他の材料でシェル状にコーティングする方法,すなわち「シェル形成化(コア-シェル化)」が挙げられる.シェル形成のその他の効果として,「コア粒子の漏出にともなう毒性発現の防止」,「化学種の外部から内部への侵入抑制にともなうコア材の化学的安定化」,「シェル材が持つ機能性の付加が可能」等が挙げられる。シェル材としては,その特性が特異,化学的に安定,作製が容易という観点から,シリカ(SiO₂),ポリスチレン(PSt),ガドリニウム化合物(GdC),およびチタニア(TiO₂)を対象とした。本稿では,これまでに検討したシェル形成に関する研究成果を紹介した。シェル形成技術,シリカシェル,ポリスチレンシェル,ガドリニウム化合物シェル,チタニアシェル,分散安定化,量子ドット,Auナノ粒子,保護化,Co/SiO₂コア-シェル粒子,蛍光ビーズ/SiO₂コア-シェル粒子などについて解説した。

シソーラス用語： *分散【dispersion】 ,  *凝集 ,  技術 ,  実用化 ,  シェル ,  *シェル構造 ,  機能材料 ,  *ナノ粒子 ,  安定化 ,  保護 ,  二酸化ケイ素 ,  ポリスチレン ,  ガドリニウム化合物 ,  酸化チタン ,  量子ドット ,  金 ,  コバルト ,  蛍光 ,  粒状材
準シソーラス用語： 機能性材料 ,  シリカ ,  チタニア ,  コア/シェルナノ粒子 ,  ビーズ

分類 (2件)： その他の無機工業薬品,無機材料  (YB02090K) ,  ポリスチレン  (YH07120V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 凝集 ,  実用化 ,  シェル ,  機能性 ,  ナノ粒子 ,  安定化