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J-GLOBAL ID:201502221111144741   整理番号:15A1218992

北極地方の漂泳食物網におけるメチル水銀の生物濃縮

Methylmercury biomagnification in an Arctic pelagic food web
著者 (8件):
資料名:
巻: 34  号: 11  ページ: 2636-2643  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: A0978B  ISSN: 0730-7268  CODEN: ETOCDK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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水銀(Hg)は自然由来および人為的に生物圏に流入する毒性元素であり,揮散したガス態Hgは低緯度から長距離を移動し北極地方へ流入する。水系での細菌による無機水銀からメチル水銀(MeHg)への変化は酸素欠乏状態で促進される。このメチル水銀は無機水銀よりも生物濃縮されやすく,また最も毒性の強い水銀の形態である。本研究の主目的は,動物プランクトン,魚類,およびコングスフィヨルデン(Kongsfjorden)システム(スバールバル,ノルウェー)から飛来する海鳥からなる海洋漂泳食物網におけるメチル水銀の生物濃縮の定量化を,食物連鎖による濃縮係数を使用して行うことである。予測されたようにMeHgの組織中濃度は食物網の栄養段階が上がるにつれて高まったが,その率はいくつかの先行研究,特に低緯度での先行研究で観察された数値よりも高かった。食物網全体をとおして,MeHgと総Hgの濃度には強い相関関係があった。ミツユビカモメのMeHg濃度は5月から10月にかけて低下し,このことが食物連鎖による濃縮係数の季節差の原因になっている。本食物網を構成する種の生態と生理は濃縮係数に強く影響すると推測される。鳥類においては,セレンと総水銀の間にも有意な直線的関係が見られたが,動物プランクトンでは関係がみられなかった。このことは,水銀濃度の高い個体での水銀解毒におけるセレンの重要性を示唆する。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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重金属とその化合物一般  ,  動物に対する影響 
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