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J-GLOBAL ID:201502221147262350   整理番号:15A0876492

空間的に分布しているラドン時系列およびラジウム同位体を用いた河口への地下水流出

Groundwater discharge into an estuary using spatially distributed radon time series and radium isotopes
著者 (8件):
資料名:
巻: 528  ページ: 703-719  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: C0584A  ISSN: 0022-1694  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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地下水流出の定量化はその大きな時間的・空間的変動に起因して残された課題である。本研究では,ラドン(222Rn)およびラジウム同位体(223Raと224Ra)を用いて小規模な河口への地下水流出を定量化した。地下水が河口で広く流出されている場所を決定し,質量収支モデルの不確実性を低減するために,4つの時系列観測所での高時間分解能(30分の時間ステップ)のラドン観測を用いた。流出する地下水の浅層塩水と深層淡水を分離するために,短命ラジウム同位体(単一の場所でサンプリング)に基づく3つの端成分混合モデルを開発した。その結果,複数の222Rn時系列観測所の使用により,全体的に地下水流出量推定値の不確実性はおよそ41%から23%まで低減した。地下水フラックス由来のラドンは,湿潤と乾燥の条件でそれぞれ56±13および35±12cm d-1であった。空間的に分散している観測所により,河口端から4キロ上流に位置する地下水流出ホットスポットとして明確に定義された小領域が検出された。223Raと224Ra物質収支に基づいた推定値は,湿潤期で 65±18及び84±48cm d-1 ,乾燥期で18±5 and 20±6cm d-1の地下水流出推定値となった。混合モデルは,湿潤状態と乾燥状態における浅層対淡水地下水の寄与についての対照的な結果を明らかにした。湿潤状態では深層淡水地下水の河口への流出は浅層塩水地下水(35%)と比較して65%の寄与率となり,一方,乾燥状態ではさらに大きな寄与率(80%)が浅層地下水に関連している。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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地下水学  ,  河川調査・計画 

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