文献

J-GLOBAL ID：201502221164358122   整理番号：15A0228339

高密度ポリエチレン/ワックスブレンドの相転移材料に及ぼす膨張黒鉛の影響

Effect of expanded graphite on the phase change materials of high density polyethylene/wax blends

著者 (4件)： ALMAADEED M.A. (Center for Advanced Materials, Qatar Univ., 2713 Doha, Qatar) ,  LABIDI Sami (Center for Advanced Materials, Qatar Univ., 2713 Doha, Qatar) ,  KRUPA Igor (QAPCO Polymer Chair, Center for Advanced Materials, Qatar Univ., P.O. Box 2713, Doha, Qatar) ,  KARKRI Mustapha (Univ. Paris-Est CERTES, 61 avenue du General de Gaulle, 94010 Creteil, FRA)
資料名： Thermochimica Acta  (Thermochimica Acta)
巻： 600  ページ： 35-44  発行年： 2015年01月20日 
JST資料番号： E0350C  ISSN： 0040-6031  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 40または50wt%の市販ワックス(43.08°Cの融点)でブレンドした高密度ポリエチレン(HDPE)及び15wt%までの膨張黒鉛(EG)から作られた相転移材料を研究した。走査電子顕微鏡(SEM),示差走査熱量測定(DSC),熱重量分析(TGA)及び拡散係数及び伝導率(DICO)を測定する実験装置を含む技術を用いて,複合材料の微細構造,機械的及び熱的性質を定量した。複合材料は良好な機械的性質を有した。加えて,材料の加工または特性評価中,溶脱は観測されなかった。EGの添加でヤング率は増加したが,引張強度の有意な変化は検出されなかった。15wt%EGを含むHDPE/40%ワックス複合材料で達成した最大ヤング率は650MPaであった。EGは複合材料内で十分分散しており,HDPEマトリックスの融解及び結晶化に影響しなかった。EGの取り込みは鎖運動性の減少と劣化の抑制で複合材料の熱安定性を増加させた。熱伝導率の強化増大は黒鉛の高熱伝導率に起因するEG分率の増加で起こった。潜熱によって貯えられた最大熱量はEGを有したHDPE/40%ワックス複合材料で見出された。相対的にEGの少量添加は複合材料の熱伝導を高めるCopyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *複合材料 ,  示差走査熱量測定 ,  物理的性質 ,  蓄熱 ,  *高密度ポリエチレン ,  *グラファイト ,  機械的強度 ,  *ワックス ,  熱重量分析 ,  走査電子顕微鏡 ,  熱特性
準シソーラス用語： 潜熱貯蔵 ,  相転移材料 ,  熱物性 ,  *膨張黒鉛

分類 (2件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  高分子固体の力学的性質  (CG02023D)

タイトルに関連する用語 (5件)： 高密度ポリエチレン ,  ワックス ,  ブレンド ,  相転移材料 ,  膨張黒鉛