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J-GLOBAL ID:201502221164655879   整理番号:15A0322270

過負荷の嫌気性消化槽のバイオオーギュメンテーションは機能と古細菌群集を回復する

Bioaugmentation of overloaded anaerobic digesters restores function and archaeal community
著者 (3件):
資料名:
巻: 70  ページ: 138-147  発行年: 2015年03月01日 
JST資料番号: B0760A  ISSN: 0043-1354  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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嫌気性消化槽に有用な微生物を添加して性能を改善する(即ち,バイオオーギュメンテーション)は有機物の過負荷あるいは毒物に起因するシステム不調からの回復時間を短縮することが示されている。厳密な嫌気性菌株に比べて,耐気性メタン生成菌株の添加は,はるかに実用的かもしれない,というのはそれらはより高いメタン生成活性を示し,また,将来の輸送や利用のために環境空気中で容易に乾燥保存できる。本研究では,一時的な有機物過負荷後不調となった嫌気性消化槽を嫌気性及び通気したメタン生成プロピオナート集積培養菌を補充し,バイオオーギュメンテーション処理を施した。嫌気性及び適度に曝気した培養液でバイオオーギュメント処理した消化槽は,未処理の消化槽に比べ,それぞれ,25日及び100日前に回復した。バイオオーギュメンテーションにより増加したメタン生産は長期間継続し,過負荷の後6~9SRT(60~120日)が維持されていれば,メタン生成率は50~120%増加した。嫌気的集積培養に比べて好気的集積培養はバイオオーギュメンテーション培養菌としてより効果的であり,不調になった消化槽のメタン生成とCOD除去率はより迅速に回復した。過負荷の60日後,バイオオーギュメンテーション処理消化槽の古細菌群集は転移するのではなく過負荷前の群集に類似したものに回復した。対照的に,バイオオーギュメンテーション処理しなかった消化槽の過負荷前後の古細菌群集は顕著に異なった。良好に運転され,擾乱のない,バイオオーギュメンテーション処理された消化槽では,Methanospirillum hungateiに最も類似した生物が相対的により高い豊度を保った。一方,不調になったバイオオーギュメントなしの消化槽ではMethanolinea tarda類似の生物が豊富であった。バイオオーギュメンテーションは一時的な有機物過負荷後の消化槽の回復速度を増すための有益な方策である。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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下水,廃水の生物学的処理 

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