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J-GLOBAL ID:201502221172964873   整理番号:15A1268130

非コプラナーPCBのヒト肺繊維芽細胞曝露がもたらすホルメシス効果と酸化ストレスの潜在的な役割

Hormetic effects of noncoplanar PCB exposed to human lung fibroblast cells (HELF) and possible role of oxidative stress
著者 (8件):
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巻: 30  号: 12  ページ: 1385-1392  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: E0287C  ISSN: 1520-4081  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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二相性の用量応答現象であるホルメシスは低用量のエンドポイントで促進し,高用量では阻害するという特徴を持つ。本研究では試験モデルとしてヒト肺繊維芽(HELF)細胞を用いて非コプラナーなPCB101のホルメシス作用における酸化ストレス(OS)の役割を検討した。3-(4,5-ジメチルチアゾ-ル-2-イル)-2,5-ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MTT)アッセイの結果から低濃度(10<sup>-5</sup>~10<sup>-1</sup>μg/ml)のPCB101はHELF細胞の増殖を促進し高濃度(1,5,10及び20μg/ml)では用量依存的,時間依存的に阻害することを示した。活性酸素(ROS),マロンジアルデヒド(MDA)及びスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)は時間とともに有意に増加したがその増加は低濃度のPCB101より高濃度のPCB101の方が大きかった(48時間を除く)。グルタチオンペルオキシダーゼ(GSH-Px)などの抗酸化酵素は容量依存的かつ時間依存的に減少する傾向にあった。脂質過酸化試験からPCB101処理したHELF細胞のMDAレベルはコントロールよりも有意(P<0.05)に増加することが分かったが,これはPCB101が誘発する毒性でOSが重要な役割を果たしていることを示唆するものである。コメットアッセイから高濃度のPCB101曝露区では低濃度曝露区よりも遺伝毒性が有意に増加することを示した。まとめると,本研究はHELF細胞の増殖は低いROSレベルでより活発でその逆もまた同様であることを見出したが,これは細胞情報伝達が介在したホルメシス機構が活性化されていることを明らかにするものである。これらの結果は,PCB101がHELF細胞にホルメシス作用を示すこと,ならびに酸化ストレスがこれらに関与していることを示唆している。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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その他の汚染原因物質  ,  動物に対する影響 
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