文献

J-GLOBAL ID：201502221185863952   整理番号：15A0814164

腫瘍予防と処置における植物ステロールの役割

Role of Phytosterols in Cancer Prevention and Treatment

著者 (2件)： RAMPRASATH Vanu Ramkumar (Univ. Manitoba, Manitoba, CAN) ,  AWAD Atif B. (Univ. Buffalo, NY)
資料名： Journal of AOAC International  (Journal of AOAC International)
巻： 98  号： 3  ページ： 735-738  発行年： 2015年05月 
JST資料番号： C0268A  ISSN： 1060-3271  CODEN： JAINEE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 植物ステロール摂取による血中脂質改善作用が知られており,循環器系疾患の予防効果が示されている。一方,植物ステロールには多くの腫瘍(乳房,前立腺,肺,胃,卵巣)に対する抗腫瘍作用,治療効果が報告されている。発癌物質生成阻害,腫瘍細胞のアポトーシス促進,スフィンゴミエリン細胞周期誘導などのメカニズムが提示されている。しかし文献上の結果と実効のギャップから,植物ステロールを用いた腫瘍治療は計画されていないのが現実である。更なるin vitro試験と動物実験,十分に計画されたヒトでの臨床試験が必要である。

シソーラス用語： *植物ステロール ,  *抗腫瘍作用 ,  乳房腫瘍 ,  前立腺腫瘍 ,  肺腫瘍 ,  胃腫瘍 ,  卵巣腫瘍 ,  腫瘍細胞 ,  アポトーシス ,  スフィンゴミエリン ,  細胞周期 ,  臨床試験 ,  動物実験 ,  in vitro実験 ,  発癌物質

分類 (2件)： 抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A) ,  腫ようの薬物療法  (GE03032C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 腫瘍 ,  予防 ,  処置 ,  植物ステロール ,  役割