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J-GLOBAL ID:201502221248821589   整理番号:15A0847102

超音波技術で測る 超音波AEを用いた植物のストレス応答測定=乾燥ストレス変動が植物茎部での超音波AE発生挙動に及ぼす影響=

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資料名:
巻: 27  号:ページ: 6-9  発行年: 2015年08月01日 
JST資料番号: L2344A  ISSN: 0916-2410  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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植物は,日中光合成を行うために,葉の気孔を開いて二酸化炭素を葉内に取り入れる。その代償として,葉内の水分が蒸発して外部に拡散するがこれを蒸散と呼ぶ。本稿では,植物体茎部で検出される超音波AEを利用することで灌水時の乾燥ストレスに対する植物体の応答を数値化する試みを紹介した。超音波AE測定は,茎にセンサを取り付けるだけで常時測定が可能である。また,キャビテーションという植物体内部の状態に対応した情報を得ることができる点も魅力である。しかし,植物における超音波AEの測定は50年近く前から研究が行われているが,その利用は進んでいない。一方,本研究は,ストレス変動時のAE発生数の変化率(AE発生比)に着目することで,恒温室のような制御された環境下では一定の成果を収めることができた。ただし,ハウス栽培や露地栽培などの実際の生産現場では,環境因子が大きく変動することから,超音波AE測定時の影響を検討する必要がある。一方で,温度・光量などが大きく変化する環境下では,超音波AE発生比を用いることで,それらのストレス変動に対する植物体の応答も数値化できる可能性がある。そのためには,AE測定結果と併せて環境要因,収穫物の品質と収量などを同時に計測したデータを蓄積することが必要である。
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分類 (2件):
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野菜  ,  音響測定 

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