抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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名古屋鉄道では,主に保線作業時の貨車牽引や新造車両搬入時の牽引などのために電気機関車を運用しているが,これまでの電気機関車は経年70年以上で,故障や不具合が度々発生し,部品調達も困難になってきたので電気機関車2両を新造することにした。新造した電気機関車は,デュアルモード方式のSIVバックアップ機能付きIGBT-VVVFインバータ制御装置や回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキとBP管による自動空気ブレーキ制御方式の採用など冗長性の確保と保安度の向上及び搭載機器の省エネルギー,省メンテナンス化や環境にも配慮した設計となっている。電気機関車のみで回送する場合の最高運転速度は100km/hとしており,一般営業列車のダイヤに支障しない走行性能,電気機関車2両を連結した時や電気機関車の間に貨車を連結した牽引時にも総括制御で運転可能とした。なお,貨車にも新たに電気回路の引き通し線を設置し,ブレーキは電気指令式とするが,貨車側がBP管によるよる自動ブレーキ制御方式のため,電気指令とBP管圧力とを読み替える機能を付加した。運転士の基本的操作は,できるだけ電車に合わせることとしており,運転室機器は機能的に配置し,操作性及び視認性を高めた配置とした。各機器と構造について紹介した。