塩生植物Salicornia europaea L.からのCa<sup>2+</sup>/H<sup>+</sup>交換器のクローニングと特徴付け

ZHANG Liquan; HAO Jinfeng; BAO Mulan; HASI Agula; NIU Yiding

文献

J-GLOBAL ID：201502221334841576 整理番号：15A1230945

塩生植物Salicornia europaea L.からのCa²⁺/H⁺交換器のクローニングと特徴付け

Cloning and characterization of a Ca²⁺/H⁺ exchanger from the halophyte Salicornia europaea L.

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資料名：
巻： 96 ページ： 321-328 発行年： 2015年11月
JST資料番号： W1643A ISSN： 0981-9428 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：フランス (FRA) 言語：英語 (EN)

カルシウムイオン(Ca²⁺)(第二のメッセンジャーとして機能する)は,色々な非生物的なストレスへの植物の反応で重要な役割を演ずる,また,Ca²⁺/H⁺交換器(CAXs)は,このプロセスの重要な一部分である。この研究において,Salicornia europaea L.,多肉植物で,葉のない塩生植物から推定のCa²⁺/H⁺交換器遺伝子(SeCAX3)を単離し,特徴づけた。SeCAX3オープンリーディングフレームは,1368 bpであり,AtCAX3に67.9%の類似性を示す455アミノ酸のポリペプチドをコードした。SeCAX3は,S.europaeaの芽と根で発現された。SeCAX3の発現は,芽のCa²⁺,Na⁺,ソルビトール,Li⁺,アブシジン酸と冷却処理によって上方制御されたが,根のCa^,2+,ソルビトール,アブシジン酸と冷却処理によって下方制御された。SeCAX3がカルシウム感受性酵母株に形質転換されたとき,転換細胞は200mMCa²⁺の存在で,成長することができた。さらにまた,SeCAX3は酵母で干ばつ,塩と低温耐性を与えた。コントロール株と比較して,SeCAX3を発現している酵母形質発現株は,30mMLi⁺,150mMMg²⁺または6mMのBa²⁺の存在で,よく成長することができた。これらの成績は,酵母のSeCAX3の発現がCa²⁺過敏性を抑制して,Mg²⁺やBa²⁺に耐性をもたらすことを示した。全体として,これらの結果は,SeCAX3が陽イオン耐性とS.europaeaの色々な非生物的なストレスに対する反応を制御することで役割を果たすCa²⁺輸送体であることを示唆する。塩生植物S.europaeaから,推定のCa²⁺/H⁺交換器遺伝子(SeCAX3)をクロン化した。定量的PCRにより,Ca²⁺/,Na⁺,ソルビトール,Li⁺,ABAや低温ストレス下で,SeCAX3の発現を研究した。酵母のSeCAX3の発現がそのCa²⁺過敏性を抑制することができるとわかった。SeCAX3は,酵母で干ばつ,塩,寒冷,Mg²⁺またはBa²⁺耐性を与えた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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遺伝子操作 , 植物生理学一般

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塩生植物Salicornia europaea L.からのCa2+/H+交換器のクローニングと特徴付け

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