抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ノーススロープ原油を処理する米国の製油所において,2010年に溶媒抽出装置(SEU)の保全・検査のための機器開放中に水銀が検出されたため,水銀処理対策の検討が開始された。2011年に最初の水銀の除染が計画され,実施された後,更に水銀の流量,分布についての調査と,化学的除染のためのベンチスケールでのテストが実施された。テストクーポンを用いた試験結果をもとに,新しい化学的除染法が開発され,合わせて新しい分析法や廃棄物量の最少化のための処理方法も開発された。新しく開発された薬剤により,SEU装置の除染を実施した結果,水銀を99%まで除去することができた。使用済みの薬剤は,化学処理により毒性のない廃棄物として処理された。系内のスチーミング及び除染処理工程中に一定量の水銀が大気中に放出されたが,この量は僅かであった。