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J-GLOBAL ID:201502221441043959   整理番号:15A0718151

バイオチャーは熱帯のパプアニューギニアにおけるサツマイモの収量と栄養素の吸収に影響する

Biochars influence sweet-potato yield and nutrient uptake in tropical Papua New Guinea
著者 (2件):
資料名:
巻: 178  号:ページ: 393-400  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: H0325A  ISSN: 1436-8730  CODEN: JNSSFZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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最近,侵入性で有害な雑草であるチガヤ(Imperata cylindrica)のバイオマスがパプアニューギニアの零細な営農組織で抑えきれずに燃やされ,許容されない負の環境影響が発生している。著者らは標準的な原料である籾殻(Oryza sativa)の他に,雑草のバイオマスから生産したバイオチャーの持続可能な利用性について調べた。バイオチャーは実験室規模において550°Cの熱分解により製造し,化学的性質と植物の栄養性を調べた。さらにバイオチャーを土壌に投入(5トン/ha)あるいは無機質肥料(窒素,リン,およびカリウムについて,それぞれ100,11,および62kg/ha)と混合使用した場合の農業への効果について,サツマイモ(Ipomoea batatas L.Lam)を対象として圃場で調べた。2種類のバイオチャーでは原料からの回収,化学的性質,および栄養素の組成に関して有意(P <5%)に違った。チガヤのバイオチャーは栄養素に乏しく(<1%),著しくアルカリ性のpHと高い電気伝導率を持っていた。土壌へのバイオチャーの添加は土壌水分を有意(P <5%)に改善したが,無機質肥料との共用では土壌水分を下げた。バイオチャーの添加はサツマイモの成長に関するパラメータと塊茎の全収量を約20%改善したが,無機質肥料との共用では塊茎の全収量を100%,地上バイオマス収量を75%以上高くした。サツマイモの農業的成績の改善の他に,バイオチャーの無機質肥料との共用では,窒素,リン,カリウム,カルシウム,マグネシウム,およびイオウの吸収を高くした。バイオチャーの製造と利用はパプアニューギニアにおけるサツマイモの生産性の改善に加えて,チガヤのバイオマス処理の有効な手段となると考えられる。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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農業廃棄物の利用  ,  いも類  ,  施肥法・肥効 

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