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J-GLOBAL ID:201502221444139028   整理番号:15A1322677

種々の塩濃度でのグラミシジンA及び脂質二重層の安定性と動力学に及ぼすイミダゾリウムベースのイオン液体の影響

Effects of imidazolium-based ionic liquids on the stability and dynamics of gramicidin A and lipid bilayers at different salt concentrations
著者 (3件):
資料名:
巻: 61  ページ: 53-60  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: B0044D  ISSN: 1093-3263  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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種々のモル比でのリン脂質及びイオン液体(IL)からなる二重層を示すグラミシジンA(gA)二量体を,種々の塩濃度(0.15及び1M NaCl)でシミュレートした。二重層厚さはgA二量体の長さより大きく,gA二量体周辺の脂質はgA二量体に取り込まれるため顕著に無秩序であり,膜の曲率を生む。IL濃度の増大は二重層の層厚の減少を招き,gA長と同程度となり,膜曲率の低下となる。ILは0.15M NaClでgA二量体の側方拡散性の顕著な増大を招くが,1M NaClではそうにはならない。その理由は,塩イオンと脂質ヘッド基の間の強い静電相互作用が高塩濃度で二重層の側方移動の増大を抑えるためである。それらの発見は,1M NaClでの電気生理学的実験のイオン透過性の増大及び0.15M NaClでの蛍光実験における減少イオン透過性を示す実験結果との競合を説明する助けになる。ILは脂質を無秩序化し,二重層を薄くし,gA二量体の膜曲率を小さくして,またgA二量対を安定化させ,イオン透過性の増大に導く。そのILの効果は主として,1M NaClで起こり,ILは塩イオンと脂質の間の強い静電相互作用によりわずかに二重層動力学を増大させる。対照的に,0.15M NaClではILは曲率二重層を単に安定化するのみならず,gA二量体及び脂質の側方移動度を顕著に増大させ,それはgA誘起の細孔形成を減少させ,イオン透過性の減少に導く。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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ペプチド  ,  電解質水溶液 
物質索引 (1件):
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