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J-GLOBAL ID：201502221472365890   整理番号：15A0883637

藻類オイル生産における集落排水の利用に向けての検討-エネルギー・コストの観点-

Evaluation of rural sewage as a medium for algae oil production from the viewpoint of energy consumption and costs

著者 (6件)： 山岡賢 (農研機構 農村工研) ,  柴田浩彦 (地域環境資源セ) ,  出村幹英 (筑波大 生命環境系) ,  柚山義人 (農研機構 農村工研) ,  柚山義人 (農水省 技術会議事務局) ,  折立文子 (農研機構 農村工研)
資料名： 農業農村工学会資源循環研究部会論文集
号： 10  ページ： 1-17  発行年： 2015年06月 
JST資料番号： L8060A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 藻類オイルは,食料生産と競合しない,有力なバイオ燃料の1つである。著者らは,集落排水の藻類オイル生産への適用を検討した。集落排水(2試料)を成分分析したところ,オイル生産として有望な藻類株Botryococcus braunii(BOT-22,(筑波大学))の培養液に必要な成分である窒素,リン及びカリウムの他,マグネシウム,カルシウム,鉄,マンガン及び亜鉛を十分含有していた。集落排水を藻類オイル生産システムに培養液として供給すると,集落排水処理及び藻類オイル生産システムでの培養液の作成において,コストとエネルギー消費の削減が想定される。培養液として集落排水が藻類培養及びオイル生産において人工の培養液(AF-6培地)と等価であるとの仮定の下,文献データを用いて試算すると,コストとエネルギー消費の削減量は,培養液として供給される集落排水1m³あたり151.6円/m³及び17.4MJ/m³との結果となった。(著者抄録)

シソーラス用語： 排水 ,  *藻類 ,  *油 ,  *生物燃料 ,  生産 ,  Botryococcus ,  培地 ,  栄養塩類 ,  原価低減 ,  エネルギー消費 ,  エネルギー効率
準シソーラス用語： Botryococcus braunii ,  エネルギー消費効率 ,  オイル ,  コスト削減 ,  *バイオ燃料 ,  バイオ燃料生産 ,  藻類オイル生産 ,  農業集落排水 ,  培養液

分類 (2件)： 海藻類  (FH02040G) ,  農業廃棄物の利用  (FB07050I)

引用文献 (24件)：

• Jin-Young An, Sang-Jun Sim, Jin Suk Lee, Byung Woo Kim(2003): Hydrocarbon production from secondarily treated piggery wastewater by the green alga Botryococcus braunii, Journal of Applied Phycology 15, 185-191.
• 伊達昇,塩崎尚郎(1997): 肥料便覧 第5版, 農文協, 3-33.
• e-Stat(政府統計の総合窓口)(参照2015.2.13a): 平成17年農業物価統計, 入手先 <http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001067407>
• e-Stat(政府統計の総合窓口)(参照2015.2.13b): 平成25年農業物価統計, 入手先 <http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001126793>
• 金子光美,河村清史,中島淳(1998): 生活排水システム, 技報堂, p.87.

タイトルに関連する用語 (6件)： 藻類 ,  オイル ,  集落 ,  排水 ,  エネルギー ,  観点