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J-GLOBAL ID:201502222082340850   整理番号:15A0522582

生体内還元性デキストラン-ポリエチレンイミン共役体はin vivoでの導入遺伝子発現分布を調節する

Bioreducible dextran-polyethylenimine conjugates regulate transgene expression distribution in vivo
著者 (5件):
資料名:
巻:号:ページ: 1529-1536  発行年: 2015年02月28日 
JST資料番号: W2382A  ISSN: 2050-750X  CODEN: JMCBDV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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腫瘍への静脈内遺伝子デリバリーに対するカチオン性デキストランを設計し,in vivoでのトランスフェクション効率に及ぼすデキストランの影響を調べた。腫瘍担癌Balb/cヌードマウスへの静脈内遺伝子デリバリーのための非ウイルスベクターとして,ジスルフィド結合デキストラン-ポリエチレンイミン(Dex-SS-LPEI)共役体を設計した。チオール化デキストランへのLPEIジスルフィドピリジンのカップリングにより,デキストラン及びジスルフィド結合LPEIを持つDex-SS-LPEI共役体を調製した。Dex-SS-LPEI共役体は,中程度の表面電荷を持つナノサイズポリプレックスへ遺伝子を凝集させた。そのうえ,共役体のポリプレックスは22kDaLPEIと比べてコロイド安定性改善を持ち,還元環境でジスルフィド切断により遺伝子を遊離できた。Dex-SS-LPEI共役体は,異なる細胞で効率的遺伝子トランスフェクションを媒介することをin vitroトランスフェクション実験が証明した。5kDaデキストラン及び5kDa LPEIとの共役体に対し,in vitroで最も効率的なトランスフェクションが見出された。Dex-SS-LPEI共役体は静脈内注射により腫瘍担癌Balb/cヌードマウスへの全身性遺伝子デリバリーに対し実用性であり,陽性対照としての22kDa LPEIよりHepG2またはSKOV3腫瘍での高い導入遺伝子発現を与えた。さらに,10kDaデキストラン及び5kDa LPEIと共役体のポリプレックスは腫瘍で匹敵する導入遺伝子発現を誘導したが,22kDa LPEIと比べて肺での低い発現を誘導した。デキストランは,Dex-SS-LPEI共役体のin vivo遺伝子デリバリー性質及び腫瘍異所移植ヌードマウスでのトランスフェクション効率の調節で重要な役割をしていることを結果が示した。Dex-SS-LPEI共役体はin vitroで低い細胞毒性を有し,マウス死を引き起こさず,癌遺伝子療法への安全で効率的な遺伝子デリバリーベクターとしての潜在能を示した。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
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多糖類  ,  高分子の物性一般  ,  遺伝子発現  ,  遺伝子操作 
物質索引 (1件):
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