抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ネットショッピングやEコマースなどでは,様々な情報推薦が行われている。情報推薦とは商品(アイテム)の時入や評価などの履歴情報から,ユーザの特性を識別し,それに応じた情報を提示するものである。大量の履歴情報を有する大規模なサービスプロバイダ(SP)は,協調フィルタリングを用いることで,高品質な推薦が可能である。一方,小規模なSPでは,単独で保有する履歴情報が少ないため良い推薦は難しいが,他のSPと協力して,履歴情報を流通することができれば,大規模なSPに匹敵する情報推薦が可能である。本稿では,複数のSPが連携してプライバシー保護した協調フィルタリングによる情報推薦を行う手法を提案し,既存手法との比較を行った。シングルサインオンの仕組みを用いてユーザ情報とIDを管理するIDプロバイダ(Idp)を導入し,仮IDをキーとして,IdPが管理するユーザ情報とSPが管理する購買履歴情報を結合する暗号計算プロトコルを示した。そして,アイテム間の類似度に2種のアイテムに関する購入ユーザの積集合の要素数を用いることで,計算時間が短縮できることを示した。