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J-GLOBAL ID：201502223683859506   整理番号：15A0678209

水温・地中温度の長期連続観測に基づく干潟・マングローブ水域の温熱環境特性の把握

STUDY ON THERMAL ENVIRONMENT IN TIDAL FLAT AND MANGROVE AREA BASED ON LONG-TERM MEASUREMENT OF WATER AND SOIL TEMPERATURE

著者 (5件)： 遠藤亮之輔 (東京理科大学大学院 理工学研究科) ,  大槻順朗 (東京理科大学理工学部土木工学科) ,  二瓶泰雄 (東京理科大学理工学部土木工学科) ,  原田渉 (東海旅客鉄道株式会社) ,  島谷幸宏 (九州大学大学院 工学研究院環境社会部門)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 70  号： 4  ページ： I.1201-I.1206 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は干潟とマングローブ水域の夏季と冬季における熱的機能を明らかにすることを目的とした。著者らはリュウキュウ鮎の生息場所として知られる奄美大島の住用湾の水温と土壌温度を長期にわたって現場測定した。その結果,干潟とマングローブ水域の水温は夏季には外海の水温に近く冬季には河川水温に近く,干潟とマングローブ水域では水面と底部からの熱流束が支配的であることが分った。熱収支解析は干潟の底及びマングローブ水域からの顕熱流束が冬季に水柱を顕著に冷やすことを示した。

シソーラス用語： *温熱環境 ,  熱収支 ,  *干潟 ,  *マングローブ ,  アユ ,  *水温 ,  *地温 ,  熱流束 ,  水域 ,  顕熱流束 ,  Plecoglossus altivelis ryukyuensis
準シソーラス用語： リュウキュウアユ ,  地中温度

分類 (2件)： 水質汚濁一般  (SB02010U) ,  環境因子の生物影響一般  (EE04010D)

引用文献 (13件)：

• 1) 茅根創,宮城豊彦:サンゴとマングローブ,岩波書店,pp.13-78,2002.
• 2) 中村武久,中須賀常雄:マングローブ入門,めこん,pp.77-89,1998.
• 3) 島谷幸宏,横川翔,宗琢万,河口洋一,水垣滋,馬場崎正博:今津干潟の変遷と堆積環境に関する研究,水工学論文集, Vol.52,No.2,pp.1087-1092,2008.
• 4) 松田義弘:マングローブ環境物理学,東海大学出版会,pp.1-21,2011.
• 5) 環境省:レッドデータブック,pp.30-31,2008.

タイトルに関連する用語 (10件)： 水温 ,  地中温度 ,  長期 ,  連続観測 ,  干潟 ,  マングローブ ,  水域 ,  温熱 ,  環境特性 ,  把握