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J-GLOBAL ID：201502224025643571   整理番号：15A0678364

東京と大阪の長期時間降水量データを用いた降雨の時間分布特性の経年変化の検証

TREND ANALYSIS OF TEMPORAL DISTRIBUTION OF HOURLY PRECIPITATION BASED ON LONG TERM DATA AT TOKYO AND OSAKA

著者 (3件)： 鈴木正人 (岐阜工業高等専門学校環境都市工学科) ,  鈴木航 (岐阜工業高等専門学校専攻科建設工学専攻) ,  杉原由基 (岐阜工業高等専門学校専攻科建設工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 70  号： 4  ページ： I.559-I.564 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 降雨特性の経年変化を検証するには長い期間のデータを対象として,複数地点での比較が望ましい。本研究では東京の1890年から2012年,大阪の1891年から2012年までのそれぞれ120年間以上の6,7,8,9月の時間降水量データを用い,降雨の時間分布特性の変化を検証した。ここで,時間分布特性の表現は,ひと雨を抽出しその時間的な集中の程度を定量化する方法と1年及び10年単位で降雨の継続時間と降雨量との関係であるDD(継続時間と継続時間ごとの最大雨量との関係)式を求めそのパラメータにより表現する方法を用いた。この結果,東京では時間降雨強度が8月に増加することが示された。また経年変化については統計的有意性検定を行い,トレンドの検定に長期データを用いることの意義を確認した。

シソーラス用語： 東京都 ,  大阪府 ,  *降雨特性 ,  分布 ,  *経時変化 ,  継続時間 ,  *降雨量 ,  仮説検定
準シソーラス用語： *時間分布

分類 (1件)： 水文学一般  (DC07010R)

引用文献 (16件)：

• 1) Fujibe, F. , Yamazaki, N. and Kobayashi, K.: Long-term changes of heavy precipitation and dry weather in Japan (1901-2004), Journal of the Meteorological Society of Japan, Vol.84, No. 6, pp.1033-1046, 2006
• 2) 藤部文昭:日本の気候の長期変動と都市化-2010年度日本気象学会賞受賞記念講演-,天気58.1,pp.5-16,2011
• 3) 気象庁:アメダスで見た短時間強雨発生回数の長期変化について,http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/heavyraintrend.html, 2013.9
• 4) Kanae, S. ,Oki, T. and Kashida, A.: Changes in Hourly Heavy Precipitation at Tokyo from 1890 to 1999, Journal of the Meteorological Society of Japan, Vol.82, No.1, pp.241-247, 2004
• 5) 和田卓也・山田朋人:東京における120年時間降雨量データを用いたひと雨降雨形態の日変化の検討,土木学会水工学論文集,第55巻,pp.481-486,2011

タイトルに関連する用語 (8件)： 東京 ,  大阪 ,  長期 ,  降水量 ,  降雨 ,  時間分布 ,  経年変化 ,  検証