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J-GLOBAL ID：201502225147170107   整理番号：15A0609887

マルチキャリア差動時空ブロック符号化のための高次予測判定帰還ブロック遅延検波

Block Differential Detection Employing Higher Order Channel Prediction for Multi-Carrier Differential Space-Time Block Coding

著者 (3件)： 中村洸貴 (立命館大 理工) ,  宮崎律子 (立命館大 理工) ,  久保博嗣 (立命館大 理工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 114  号： 470(IT2014 62-101)  ページ： 75-80  発行年： 2015年02月23日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報告では,高速に変動する周波数選択性フェージング環境下でのマルチキャリア伝送方式に関して論じる。使用周波数帯域幅が搬送波周波数に近い,比帯域の大きい無線通信システムでは,使用搬送波周波数によって最大ドップラー周波数が異なる現象が発生する。今回は,このような無線伝送環境を前提として,複数の狭帯域シングルキャリアで情報を並列伝送する,多重シングルキャリア(MSC)伝送方式に関して検討する。次に,MSC伝送方式の復調方式として,差動時空ブロック符号化(DSTBC)に対して高次伝送路予測を行う高次予測判定帰還ブロック遅延検波(DFBDD)に関して検討する。なお,本報告では特に,伝送路を1次モデルに近似した場合の簡単な構成を提案する。最後に,計算機シミュレーションにより,高速周波数選択性フェージング下にて,MSC-DSTBC伝送方式に提案する高次予測DFBDDを適用することで,良好な追随特性を実現できることを確認する。(著者抄録)

シソーラス用語： *信号伝送 ,  符号化 ,  同報通信 ,  再送訂正 ,  *遅延検波 ,  フェージング【通信】 ,  周波数シフト ,  *通信チャネル
準シソーラス用語： Doppler周波数 ,  *チャネル予測 ,  *マルチキャリア伝送 ,  差動符号化 ,  時空間ブロック符号化 ,  周波数選択性フェージング

分類 (2件)： 無線通信一般  (ND08010L) ,  変復調方式  (ND07020P)

引用文献 (15件)：

• H. Sampath, S. Talwar, J.Tellado, V.Erceg, and A. Paulraj, “A fourth generation MIMO-OFDM broadband wireless system : design, performance, and field trial results,“ IEEE Commun. Mag., vol.40, pp.143-149, Sept. 2002.
• S. Sheng, “Mobile television receivers : A free-to-air overview,“ IEEE Commun. Mag., vol.47, pp.142-149, Sept. 2009.
• 吉田勝弘,西村佳久,安部哲也,大島良夫,久保博嗣,浦口剛,棚田一夫,岡崎彰浩,山崎茂,田子憲三,谷口順,“鉄道環境におけるディジタル列車無線の試験評価(2)-送信時間ダイバーシチによるビート干渉抑圧効果-,“信学技報,vol.RCS2001-63,pp.7-12,July2001.
• A.C. Singer, J.K. Nelson and S.S. Kozat, “Signal processing for underwater acoustic communications,“ IEEE Commun. Mag., vol.47, pp.90-96, Jan. 2009.
• S. Al-Dharrab, M. Uysal and T.M. Duman, “Cooperative underwater acoustic communications,“ IEEE Commun. Mag., vol.51, pp.146-153, July 2013.

タイトルに関連する用語 (7件)： マルチキャリア ,  差動 ,  時空 ,  ブロック符号化 ,  予測 ,  判定帰還 ,  遅延検波