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J-GLOBAL ID：201502225182425550   整理番号：15A0584186

シリカガラスの破面由来摩擦ルミネセンスのモデル

A Model for Triboluminescence from Fracture Surfaces of Silica Glass

著者 (3件)： KANEHIRA Hiroki (Dep. of Applied Sci., Fac. of Engineering) ,  ZAINURIN Muhammad (Dep. of Applied Sci., Fac. of Engineering) ,  SHIMAMURA Shuji (Dep. of Applied Sci., Fac. of Engineering)
資料名： e-Journal of Surface Science and Nanotechnology (Web)  (e-Journal of Surface Science and Nanotechnology (Web))
巻： 13  ページ： 159-163 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0016A  ISSN： 1348-0391  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： シリカガラスの摩擦ルミネセンス機構を,種々のシリカガラスの摩擦ルミネセンススペクトルに関するいくつかの実験研究をベースにして,理論的観点から議論した。シリカガラスの摩擦ルミネセンスについては,今日まで,二つの異なる機構が提出されている。単一のピークを有する摩擦ルミネセンススペクトルは,黒体放射からの発光と考えられており,二つのピークのスペクトルは,欠陥中心からの発光と説明されていた。本報で,シリカガラスで報告されている二つのタイプの摩擦ルミネセンススペクトルを説明するモデルを提出する。このモデルでは,シリカガラスの摩擦ルミネセンスは破面近傍の欠陥中心からの発光によるとしている。これら欠陥上の電子状態の放射緩和で,シリカガラスで報告されている二つのタイプの摩擦ルミネセンスが説明できるであろう。シリカガラスの摩擦ルミネセンススペクトルは,破面近傍の原子配置の乱れに影響を与える破壊の方法に依存している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ルミネセンス ,  摩擦 ,  *石英ガラス ,  *破面 ,  モデル ,  *発光スペクトル ,  スペクトル線帰属 ,  中心 ,  格子欠陥 ,  *電子状態 ,  *緩和現象 ,  配置 ,  破壊 ,  表面欠陥 ,  計算化学 ,  *摩擦ルミネセンス ,  理論モデル ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： *シリカガラス ,  モデル計算 ,  ルミネセンススペクトル ,  欠陥中心 ,  原子配置 ,  破壊表面 ,  放射緩和

分類 (3件)： 無機化合物のルミネセンス  (BM08093J) ,  固体の表面構造一般  (BK15010E) ,  表面の電子構造  (BM02080J)

引用文献 (23件)：

• [1] A. J. Walton, Adv. Phys. 26, 887 (1977).
• [2] J. T. Dickinson, E. E. Donaldson, and M. K. Park, J. Mater. Sci. 16, 2897 (1981).
• [3] J. T. Dickinson, S. C. Langford, L. C. Jensen, G. L. McVay, J. F. Kelso, and C. G. Pantano, J. Vac. Sci. Technol. A 6, 1084 (1988).
• [4] S. C. Langford, J. T. Dickinson, L. C. Jensen, and L. R. Pederson, J. Vac. Sci. Technol. A 7, 1829 (1989).
• [5] S. C. Langford, L. C. Jensen, J. T. Dickinson, and L. R. Pederson, J. Mater. Res. 6, 1358 (1991).

タイトルに関連する用語 (4件)： シリカガラス ,  破面 ,  摩擦ルミネセンス ,  モデル