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J-GLOBAL ID:201502226346770586   整理番号:15A0361760

塩ストレス下における野生稲Oryza officinalis Wall ex Wattの乾物生産 および光合成能力

Dry Matter Production and Photosynthetic Ability of Oryza officinalis Wall ex Watt under Salinity Stress Condition
著者 (5件):
資料名:
巻: 84  号:ページ: 49-55 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: G0811A  ISSN: 0011-1848  CODEN: NISAAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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野生稲Oryza officinalis Wall ex Wattの耐塩性を評価するために,耐塩性の高いO. latifolia Desv.,O. sativa L. cv. Pokkaliおよび感受性野生稲のO. rufipogon Griff.,O. australiensis Dominを用いて,播種後60日目から32日間の塩水処理(12 dS m-1 NaCl)を行ない,乾物生産,葉身のイオン含有率および光合成速度を比較した.塩ストレス環境下のO. officinalisおよびO. latifoliaの葉身乾物重の低下程度は,Pokkaliより低かった.またO. officinalisおよびO. latifoliaの葉身水分含有率はPokkaliと同程度であり,葉身のNa+含有率は,Pokkaliより高かった.播種後81日目 (塩水処理21日目) のO. officinalisおよびO. latifoliaの光合成速度は,Pokkaliより低下しなかった.光合成速度と葉内CO2濃度の関係から,O. officinalis,O. latifolia,O. australiensisおよびPokkaliにおける光合成の低下要因は,気孔開閉の影響が大きいと考えられた.しかし,光合成速度と気孔伝導度の関係では,O. officinalisは高い相関,O. latifoliaは中程度の相関が認められた.以上の結果,塩ストレス環境下のO. officinalisは,Pokkaliより葉身にNa+を多く蓄積するにも関わらず,光合成速度および乾物生産の低下は少ないことから,O. latifoliaと同等の耐塩性を有することがわかったものの,光合成速度の律速要因は別であることが示唆された.(著者抄録)
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分類 (2件):
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作物栽培一般  ,  植物生理学一般 
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